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王者ナダルが新記録に挑戦<上海マスターズ>

男子テニスの10月7日に発表された男子世界ランキングで、約2年3カ月ぶりに世界ランク1位への返り咲きに成功したR・ナダル(スペイン)は、今週中国の上海で開催されているマスターズ1000大会で新たな記録に挑む。

ナダルは昨年のウィンブルドンではまさかの2回戦敗退を喫し、その後は膝の怪我のためにツアー離脱。7カ月もの治療とリハビリを要して、今年2月に復帰を果たしていた。

しかしその後は絶好調を続け、今季ここまでマスターズ1000大会ではインディアンウェルズ、マドリッド、ローマ、カナダ、シンシナティの5大会で優勝。そして、上海マスターズで優勝を飾ると今季6度目のマスターズ1000大会での優勝となる。これは1シーズン中にマスターズ1000大会で優勝した最多優勝回数となる。その記録を狙いナダルは上海マスターズに挑む。

「上海大会には、しっかり準備して臨める事を願っている。シーズンで、とても大切な大会の1つ。だって、マスターズ1000大会なんだからね。そこには世界のトップ選手が集い、例え初戦からでも厳しい試合になる。」とナダルは、先週準優勝を飾ったチャイナ・オープン男子の決勝戦後に意気込みを語っていた。

ナダルは今季のマスターズ1000大会では29勝1敗の成績を収めている。この上海マスターズでは2009年に準優勝を飾っており、今年は同大会での初優勝を狙う。

先週の日曜日に行われたチャイナ・オープン男子決勝戦ではN・ジョコビッチ(セルビア)に敗れたものの、世界ランク1位の座をそのジョコビッチから奪い返したナダルは、今シーズンを世界ランク1位で締めくくる最有力候補でもある。

「恐らく、今後数週間は世界1位にいるだろう。それでも、今季をそのランキングで終えるには、これまで同様良いプレーを続ける必要がある。」と、慎重に語った。

ナダルはツアー復帰を果たした時は、このような活躍は全く期待していなかったと言う。

「怪我をして自宅にこもっていた時は、復帰して14大会中13大会で決勝進出が出来るなんて、考えてもいなかった。こんな好成績は全く期待していなかったんだ。」

「こうして、また世界のトップに辿り着いた事は特別な思い。現状を楽しんでもいる。今季は、ここまで最高のシーズンを過ごしているし、多分最も感慨深いシーズンでもある。」

「今は全ての事に幸せな気持ちでいる。これからも一生懸命練習を続ける。真剣勝負は、よりやる気を与えてくれるし、同時に幸せな気分にもさせてくれる。こうしてまたツアーで戦えている状況を満足しているんだ。」

ナダルは世界1位へ返り咲いたものの、向上心を忘れてはいない。まだまだ続くツアーでも好成績を続けるべく努力は惜しまないと語るナダルは、今季6度目のマスターズ1000大会のタイトル獲得を狙い初戦となる2回戦で、A・ドルゴポロフ(ウクライナ)と予選から勝ち上がったM・ラッセル(アメリカ)の勝者と対戦する。


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(翻訳・記事/弓削忠則)

(2013年10月8日11時48分)

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