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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は7日、男子シングルス決勝が行われ、世界ランク1位で第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)が同2位で第2シードのA・マレー(英国)に4-6, 5-7, 4-6のストレートで敗れ、2年ぶりのウィンブルドン優勝とはならなかった。一方、優勝したマレーはイギリス人男性として1936年のF・ペリー以来77年ぶりとなる優勝をイギリスにもたらした。
ストレートで敗れたジョコビッチは第2、3セットで4-2とリードしていたが、チャンスを生かせずに両セットともに逆転されてしまった。これについてジョコビッチは「3セットの試合にしてはとても長い試合となった。第2、3セットで4-2とリードしていたけれど、サービスをブレークされてしまい、簡単にブレークバックを許してしまった。我慢強くプレーすべき場面で我慢が足りなかった。」と反省気味だった。
「今日のアンディは走らされた場面から有り得ないようなショットを放っていたし、ドロップショットにもよく追いついていた。動きがよかったね。ファーストサーブを入れても必ず返されたし、いつもより1本も2本もさらに打たなければならない状況だった。だから彼が栄冠を手にしたのさ。すばらしいテニスをみせていた。」
ジョコビッチは金曜日の準決勝で5セットに及ぶ試合をしており、疲労が残っていたようだ。「2日前の試合を言い訳にはしたくないけれど、大切なポイントで肉体的にエネルギーが足りない状況だった。いつもよりポイントを取りにいくタイミングが早すぎた。でも大丈夫、これが人生というもの。気持ちを切り替えるよ。」
「今日、僕たちはとてもハイレベルなテニスを披露していた。勝つためには最高のパフォーマンスを発揮する必要があることは分かっていた。初優勝を飾るという大きなモチベーションが彼にはあった。僕もモチベーションはとても高かったけれどね。」とジョコビッチは優勝に懸ける思いが強かったことを語った。
またジョコビッチは試合後、次のように述べた。「アンディ、おめでとう。勝利に値するプレーだった。信じられないようなプレーをみせていたよ。彼のチームにもおめでとうと言いたいね。今回の優勝がチームにとって、また皆さん、イギリス全体にとってどのような意味を持っているのか理解しているつもりです。」
「アンディにはものすごいプレッシャーがかかっていたと思う。昨年、彼は準優勝だったから、今年は優勝の重圧がかかっていたはず。僕は今回、決勝の舞台に立てて光栄だったし、楽しむことができた。」
またジョコビッチは次のようにも話した。「ウィンブルドンで決勝まで進めたから、大会全体での自分のパフォーマンスにそれほどがっかりはしていない。すばらしい大会となった。今日はもっといいプレーができたかも知れないけれど、それがスポーツというもの。」
「僕はまだ若いから、また優勝の機会が何度かあることを願っている。」とジョコビッチは敗れたものの次に切り替えていた。
《ウィンブルドン 男女対戦表》
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