男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子（イタリア/ローマ、レッドクレー）は１６日、シングルス３回戦が行われ、第５シードのＲ・ナダル（スペイン）が予選から勝ち上がったＥ・ガルビス（ラトビア）を1-6, 7-5, 6-4の逆転で下し、ベスト８進出を決めた。
両者は今回が６度目の対戦となり、ナダルが６連勝とリードを広げた。ナダルとガルビスは、今年のBNPパリバ・オープン男子４回戦でも対戦し、その時もナダルは逆転で勝利していた。
試合前、ナダルはガルビスについて「とても危険な選手と対戦する。彼（ガルビス）は、とても良いプレーをしているし、今季は好調を続けている。今年インディアンウェルズで対戦したけど、厳しい試合を強いられた。とても攻撃的で、ビッグサーブとベースラインからのビッグショットを持っているんだ。勝つチャンスを掴むためには、自分も最高のプレーをする必要がある。」と、警戒していた。
この試合、第１セットを落としたナダルは、第２セットに入ると息を吹き返し７度のブレークチャンスから２度のブレークに成功、セットカウント１－１とし勝負の行方は第３セットへ。
第３セット、ナダルはガルビスに１ブレーク許すも、それを上回る２度のブレークに成功し、２時間３７分で勝利した。
勝利したナダルは、準々決勝で第４シードのＤ・フェレール（スペイン）と対戦する。両者は、先週行われたムチュア・マドリッド・オープン男子の準々決勝でも対戦し、その時はナダルが逆転で勝利している。
敗れた元世界２１位のガルビスは、今年に入りデルレイビーチ国際テニス選手権でツアー３勝目をあげた。また、今大会では予選２試合を勝ち抜き、本戦出場を決めていた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○Ｔ・ベルディフ（チェコ共和国）(6) vs. ●Ｋ・アンダーソン（南アフリカ）, 7-5, 6-2
○Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）(1) vs. ●Ａ・ドルゴポロフ（ウクライナ）, 6-1, 6-4
●Ｊ・Ｍ・デル=ポトロ（アルゼンチン）(7) vs. ○Ｂ・パイユ, 4-6, 6-7
●Ｊ・シャーディ（フランス） vs. ○Ｍ・グラノジェルス（スペイン）, 4-6, 6-1, 5-7
○Ｒ・ナダル(5) vs. ●Ｅ・ガルビス, 1-6, 7-5, 6-4
○Ｄ・フェレール(4) vs. Ｐ・コールシュライバー（ドイツ） (途中棄権)
●Ｒ・ガスケ（フランス）(9) vs. ○Ｊ・ヤノヴィッツ（ポーランド）, 6-3, 6-7, 4-6
○Ｒ・フェデラー（スイス）(2) vs. ●Ｇ・シモン（フランス）, 6-1, 6-2
《BNLイタリア国際男女 ドロー表》
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（2013年5月17日8時36分）
史上最年少でWTA1000制覇 
