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女子テニスツアーのポルシェ・テニス・グランプリ(ドイツ/シュトゥットガルト、賞金総額79万5,707ドル、レッドクレー)はシングルス準決勝が行われ、第1シードのM・シャラポワ(ロシア)が第3シードのA・ケルバー(ドイツ)を6-3, 2-6, 7-5のフルセットで振り切り、決勝に駒を進めた。
試合後、シャラポワは「彼女(ケルバー)は、両サイドからいいショットを放っていた。でも他の選手と同様、時間がある時に打つアングルショットやコースを変えるショットの方が優れていた。第2セットでは、1歩踏み込んだ攻撃的なプレーが出来ていなかったから勢いを失ってしまった。第1セットほど、ボールに体が乗っていなかった。」と、振り返った。
加えて「第2セットでは、テニスのレベルが明らかに下がってしまったけれど、ファイナルセットで最後まで戦い抜いた事には満足している。勝てて嬉しいわ。やるべき事をしっかりやったと思う。」と、シャラポワ。
また、ファイナルセットに持ち込まれてしまった事について聞かれたシャラポワは「もちろん、簡単に勝てた方がいいけれども、いつもそう上手くいくとは限らない。今日もそのような状況だった。長時間に渡るフルセットの戦いを強いられた。でも戦い抜けて良かったし、次は決勝戦ね。」と、話した。
シャラポワは42のウィナーに対して凡ミスは44、ケルバーは23のウィナーに対して凡ミスが25と、明らかにシャラポワの方が攻撃的なプレーをみせていた。
トップシードのシャラポワは、試合開始早々から猛攻をみせ、ケルバーのサービスを2度ブレークすると、第1セットをゲームカウント6-3で先取する。しかし、第2セットではケルバーの猛反撃されてしまい、セットカウント1-1となる。
第3セットに入っても勢いを失わなかったケルバーにシャラポワはリードを許し、ゲームカウント0-2とする。ここから息を吹き返したシャラポワは、次の6ゲームのうち5ゲームを取り、ゲームカウント5-3と王手をかける。
だが、粘るケルバーに2ゲームを連取されるも、2ゲームを連取したシャラポワが2時間7分で試合に終止符を打った。
一方、敗れたケルバーはトップ10選手からこれまで8度の勝利を収めているが、世界トップの2選手に対してはこれで0勝8敗となった。
試合後、ケルバーは「残念だわ。とても僅差の試合で、タフな1戦だった。でも、素晴らしい1週間だったわ。クレーでも、いいプレーが出来ているから、これを活かしつつ、今後の大会を楽しみにしたい。」と、語った。
決勝戦でシャラポワは、第2シードのN・リー(中国)と優勝を争う。リーは準決勝で、ノーシードから勝ち上がったB・マテック=サンズ(アメリカ)を6-4, 6-3で下しての勝ち上がり。
シャラポワは、WTAツアーで今回が49度目の決勝となる。これまでの48度の決勝戦では28勝20敗の戦績を残している。
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