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男子テニスツアーのバルセロナ・オープン・サバデル(スペイン/バルセロナ、クレー)は22日に大会初日を迎えシングルス1回戦が行われる中、第2シードで出場しているR・ナダル(スペイン)が、先日行われたモンテカルロ・マスターズについて振り返った。
モンテカルロ・マスターズでナダルは、前人未到の大会9連覇を目指していが、決勝戦で世界ランク1位のN・ジョコビッチ(セルビア)に2-6, 6-7 (1-7)のストレートで敗れ、連覇を阻まれるとともに、大会連勝記録が46でストップした。
ナダルは「体力的な向上を図る必要がある。それは、本当の事さ。どんなポイントだって、同じような集中力で戦い続けられなければならない。そんな高い集中力を持ってプレーを続ける事に、疲れてしまったんだ。かつてプレーしていた時より早く疲労を感じてしまった。」と、膝を休めるために大会直前まで練習を控えていた事での影響を感じていた。
しかし、膝の怪我のため7ヶ月のツアー離脱を余儀なくされ、そこから復帰したナダルは5大会連続で決勝進出を果たし、3大会で優勝を飾った。先週は、体調面より自身のテニス自体に重きを置いて、試合に臨む事を目標に掲げていた。
ナダルは「正しい方向へ進んでいると感じているよ。5大会連続での決勝進出。4ヶ月前にこんな事実を伝えられていたら、感激して泣き出していたよ。世界のトップ選手達と試合をする事が出来た事実を嬉しく思っているし、そんな機会に恵まれて満足している。」と、語った。
また「先週は、自分にとって前向きになれる1週間だった。大会前は故郷のマヨルカ島にいたけど、全く練習はしなかった。大会会場に着いてから、直前になってやっと練習を始めたんだ。満足な準備もないまま、決勝進出が出来たんだ。」とナダルは、万全ではない状態ながらの決勝進出に満足していた。
また、ジョコビッチとの決勝戦を振り返ったナダルは「第2セットで、ここ何ヶ月も感じていなかった最高のプレーが出来ている瞬間を感じたんだ。それは本当に大切な事だった。あのプレーをしている時は、彼(ジョコビッチ)のプレーと差を感じなかったんだ。こんな高い集中を持ったままの試合が、もっと必要だね。全ての瞬間で集中力を維持する事が必要なんだ。」と、今後の課題も見つけていた。
《バルセロナ・オープン・サバデル シングルス対戦表》
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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