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男子テニスツアーのマスターズ大会であるモンテカルロ・マスターズ(モナコ/モンテカルロ、賞金総額264万6,495ユーロ、クレー)は20日にシングルス準決勝が行われ、第3シードのR・ナダル(スペイン)が第6シードのJW・ツォンガ(フランス)を6-3, 7-6 (7-3)のストレートで下し、大会史上初の9連覇まであと1勝と迫った。今大会8連覇を果たしているナダルは、今回決勝へ駒を進めた事により、膝の怪我から復帰後5大会連続の決勝進出となった。
第1セット、ナダルはツォンガにブレークを許さないサービスゲームを展開、さらに4度のブレークチャンスから2度にブレークに成功し、このセットを先取する。
第2セットに入ってもナダルの勢いは止まらず、ツォンガのサービスゲームを2度ブレークし、第7ゲームでサービング・フォー・ザ・マッチを迎える。しかし、このゲームをツォンガにブレークされたナダルは、ゲームカウント5-2とする。
その後ナダルは、第10ゲームで2度目となるサービング・フォー・ザ・マッチを迎えるも、ツォンガにサーブ&ボレーや鮮やかなドロップショットを決められるなどでブレークを許し、ゲームカウントと5-4となる。
以降、第2セットはタイブレークへ突入するも、勢いを失わなかったナダルは華麗なフォアハンドのパッシングショットを決めるなどでツォンガを圧倒し、ゲームセットとなった。
大会9連覇の偉業をかけてナダルは、第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)とノーシードのF・フォニュイーニ(イタリア)の勝者と決勝で優勝を争う。
ナダルは今大会の準々決勝で、G・ディミトロフ(ブルガリア)に対し1セットを落とす苦しい試合を強いられていた。
昨年、膝の怪我により戦線離脱を余儀なくされていたナダルは、今年2月のVTRオープンで復帰を果たし準優勝、その後に行われたブラジル・オープンとアビエルト・メキシコ・テルセル・オープン男子の2大会で優勝。さらにハードコートのBNPパリバ・オープン男子では、通算600勝達成と同時に、ツアー53度目となる優勝を飾った。
《モンテカルロ・マスターズ シングルス対戦表》
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