男子テニス国別対抗戦デビスカップのワールドグループ準々決勝、セルビア２勝アメリカ１勝で迎えた最終日の７日、Ｎ・ジョコビッチ（セルビア）がＳ・クエリー（アメリカ）を7-5, 6-7 (4-7), 6-1, 6-0で下し、セルビアが３勝１敗でワールドグループ準決勝進出を決めた。
セルビア対アメリカのワールドグループ準々決勝は、初日にジョコビッチとクエリーがそれぞれシングルスで１勝をあげ両国１勝１敗で２日目のダブルスを迎えた。しかしそのダブルスでは、アメリカはブライアン兄弟が想定外の敗退を喫し最終日を迎えることとなっていた。
最終日の第１試合で行われたシングルス、第１セット途中でジョコビッチはフォアハンドを打つタイミングで足を捻る場面がありセルビアチームに不安がよぎったが、試合後半からはクエリーにブレークを許さず２時間３５分の試合を制しセルビアに勝利をもたらした。
足を捻ったジョコビッチは試合後「怪我はスポーツの一部だからね。試合が終わってから１時間以上経って言えることは、良い状態には見えない、ということだけ。腫れていると分かったとき、これは良くない兆候だとはっきりしたんだ。」と不安を感じさせるコメント。
今月１５日から行われるモンテカルロ・マスターズに出場を予定しているジョコビッチは「そのトーナメントまでに回復するために出来る限りのことをするつもり。現実的なことなのかは何も言えないよ。」と付け加えた。しかしジョコビッチは「この試合に勝てたこと、そしてセルビアが勝利することが出来て本当に嬉しいよ。」と勝利した喜びを語った。
セルビアはワールドグループ準決勝でカナダと対戦する。
対戦結果は以下の通り。（アメリカ、セルビアの順）
【１日目】
Ｊ・アイズナー（アメリカ）● vs ◯Ｎ・ジョコビッチ
Ｓ・クエリー◯ vs ●Ｖ・トロイキ（セルビア）
【２日目】
Ｂ・ブライアン（アメリカ）/ Ｍ・ブライアン（アメリカ）● vs ◯Ｉ・ボゾリャック（セルビア）/ Ｎ・ジモンイッチ（セルビア）
【３日目】
Ｓ・クエリー● vs ◯Ｎ・ジョコビッチ
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