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男子テニスツアーのマスターズ大会であるソニー・オープン男子(アメリカ/マイアミ、ハード)は28日、シングルス準々決勝が行われ、第8シードのR・ガスケ(フランス)が第4シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)を6-3, 6-3のストレートで下し、準決勝進出を決めた。
今季、既に2大会で優勝を飾り、好調なプレーを続けるガスケは「今季はこれまで2度の優勝を果たしているし、好調なのは事実さ。でも、この大会はマスターズ1000だし、今日の試合はその準々決勝でセンターコートだった。今までの試合とはちょっと違う。とても大切な試合だった。シーズンで最も大きな大会の1つで、準決勝進出を決められた。だから、今日のプレーには満足しているし、とても良い試合だった。精神的にも安定していたし、良いテニスが出来た。」と好調さを実感しつつ、この日の勝利を喜んだ。
今大会前のインディアンウェルズでは、足首に問題があると言われていたガスケ。
「日々、良くなっているよ。トレーナーに毎日診てもらっている。それが良い方向へ向かっているんだ。インディアンウェルズでちょっと捻ってしまったけど、回復しているよ。インディアンウェルズの後のこの大会で、ベスト4入り出来るなんて思ってもいなかった。N・アルマグロ(スペイン)戦も今日の試合も、とても良い気分で最高のプレーが出来たんだ。」とガスケは、怪我の心配はない事を明かした。
ガスケは準決勝で第2シードのA・マレー(英国)と対戦する。
準決勝で対戦するマレーについて、ガスケは「彼は、テニス選手として全て揃っている。サーブも良いし、リターンも素晴らしい。フットワークだって最高さ。攻撃だって、世界でもトップクラス。それに、とても頭を使ってプレーも出来る。これまで何度も対戦しているから、彼のテニスはわかっている。もちろん、彼が勝つと思われているだろうけど、自分は何も失うものはないんだ。全力でぶつかって良いプレーをするまでさ。」とマレーのテニスを称賛しつつ、気を引き締めていた。
インディアンウェルズの4回戦でガスケと対戦し、その時は勝利していたベルディフは「あの時の試合とは、全く違うものになってしまった。言い訳はしたくないけど、あの試合以降ここまで沢山の試合をしてきた。もうエネルギーが残っていなかった。持てる力全てを出して戦ったんだ。でも、彼の方が強かった。今日の彼は本当に安定したプレーをしていたし、全くチャンスをくれなかった。彼は、勝者に値するよ。」と、敗戦を認めていた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○A・マレー(2) vs. ●M・チリッチ(クロアチア)(9), 6-4, 6-3
●T・ベルディフ(4) vs. ○R・ガスケ(8), 3-6, 3-6
今大会の優勝賞金は71万9160ドル。
《ソニー・オープン男女シングルス対戦表》
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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