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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/カリフォルニア州インディアンウェルズ、ハード)は14日、シングルス準々決勝2試合が行われ、第6シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)がノーシードから勝ち上がって来たK・アンダーソン(南アフリカ)を6-4, 6-4のストレートで下しベスト4一番乗りを果たした。
ここまで快勝で勝ち上がっているベルディフは「とても気分が良いね。自分のプレーに集中する事が出来たし、特に彼(アンダーソン)は良いプレーを続けていたから、余計にそれが必要だった。」と高い集中力を維持出来た事を語った。
「こうしてまた勝ち上がれて嬉しいし、まだ1セットも落としていないと言うボーナス付きさ。今季最初のマスターズ1000大会だけど、こうしてこのシーズンも良いスタートが切れている。」と自身の好調さに気を良くしていた。
27歳のベルディフは今大会はこれが9回目の出場で、初めてベスト4進出を果たした。
「コートではとても良い状態でプレーが出来ているんだ。ここ数週間ではかなり試合をしているにも関わらず、特に肉体的に良い状態を維持出来ている。それは好調なプレーを続けるには特に必要な事だし、次の試合へ向けても重要な事。そして自分のプレーに集中して、勝てるようなテニスをする事が必要だね。」と早くも次の試合へ目を向けていた。
敗れたアンダーソンは現在世界ランク37位だが、シーズン初戦となったシドニーでのアピア国際で準優勝、直後の全豪オープンでは自身初となる4回戦進出を果たし、今大会直前に行われたデルレイビーチ国際で今季初のベスト8進出と好調なプレーをしていた。
アンダーソンは今大会でも2回戦で世界ランク4位で第4シードのD・フェレール(スペイン)を下す大金星を飾り、4回戦でも第13シードのG・シモン(フランス)を下す快進撃を見せた。また、2011年マイアミでもマスターズ1000大会に次ぐ自身2度目のマスターズ1000大会での8強入りを果たしていた。
ベルディフは決勝進出を懸けて、第5シードのR・ナダル(スペイン)と準決勝で対戦する。ナダルはこの日、第2シードのR・フェデラー(スイス)を6-4, 6-2の快勝で下しての勝ち上がり。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●R・フェデラー(2) vs. ○R・ナダル(5), 4-6, 2-6
○T・ベルディフ(6) vs. ●K・アンダーソン, 6-4, 6-4
今大会の優勝賞金は100万ドル。
【大会10日目スケジュール】
《BNPパリバ・オープン男女シングルス対戦表》
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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