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錦織圭、大きな壁は金メダリストのマレー◇BNPパリバ・オープン男子

男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNPパリバ・オープン男子(アメリカ/インディアンウェルズ、ハード)は、男子シングルスのドロー抽選が行われ、第16シードで出場する錦織圭(日本)は、シード勢が順当に勝ち進んだ場合、3回戦で第22シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)、4回戦では第3シードのA・マレー(英国)と顔を合わせる。

これまで錦織は、ドルゴポロフと過去2度対戦し、2勝0敗と勝ち越している。初の対戦は2011年の上海マスターズ準々決勝で、その時はストレートで勝利した。2度目の対戦は今年のブリスベン国際男子準々決勝で、この時も錦織が1セットも与えずに勝利をあげた。

しかし、4回戦で対戦する可能性があるマレーに対しては過去3度対戦し、0勝3敗と錦織は1度も勝利した事がない。これまで両者は、2011年の上海マスターズ準決勝、昨年の全豪オープン準々決勝、今年のブリスベン国際男子準決勝の3大会で対戦するも、錦織はマレーから1セットも奪った事がない。また、ブリスベン国際男子で錦織は左膝の負傷により、途中棄権を申し入れていた。

昨年マレーは、ロンドンオリンピックのシングルスで金メダル、L・ロブソン(英国)とのミックスダブルスでは銀メダルを獲得した。さらに、全米オープンではグランドスラム初の優勝を飾った。今年の全豪オープンでマレーは決勝進出を果たすも、N・ジョコビッチ(セルビア)に敗れ準優勝に終わった。

今大会でマレーは2回戦で、伊藤竜馬(日本)E・ドンスコイ(ロシア)の勝者と対戦する。

今年に入り錦織は、ブリスベン国際男子で途中棄権するもベスト4進出、全豪オープンはベスト16へ進出した。その後、アメリカ国際インドアテニス選手権では自身3度目となるツアー優勝を飾った。初優勝の地であるデルレイビーチ国際テニス選手権では、I・カルロビッチ(クロアチア)との1回戦で左脇腹の痛みを訴えた錦織は途中棄権を強いられた。

今大会の上位陣は、世界ランク1位で全豪オープン3連覇を果たしたジョコビッチが第1シードに入り、第2シードはディフェンディング・チャンピオンのR・フェデラー(スイス)、第3シードはマレー、第4シードはD・フェレール(スペイン)、第5シードはR・ナダル(スペイン)となっている。ナダルは、今大会で怪我から復帰後初のハードコートでの試合に臨む事になる。

日本勢からは添田豪(日本)と伊藤竜馬も本戦へストレートインしている。

《BNPパリバ・オープン男女シングルスドロー》


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(2013年3月6日19時02分)

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