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男子テニスツアーのアメリカ国際インドアテニス選手権(アメリカ/メンフィス、賞金総額121万2750ドル、インドアハード)は20日、シングルス1回戦残り6試合が行われ、第6シードのT・ハース(ドイツ)がE・ドンスコイ(ロシア)を7-6 (8-6), 6-4のストレートで下し、順当に2回戦進出を決めた。
2002年に世界ランク2位へ上り詰めた34歳のハースは、ここ数年怪我に泣かされ、思うような結果が出せずにいた。しかし、昨年は徐々に調子を取り戻し、4月に祖国ドイツのミュンヘン大会でベスト4、6月にも同じくドイツのハーレでR・フェデラー(スイス)を破り3年ぶりの優勝。7月にはドイツはハンブルグとアメリカのワシントンで2大会連続で準優勝を飾るなど、年初205位だったランキングを21位にまで上昇させてシーズンを終えた。
この試合、世界ランク18位のハースは試合を通して、ファーストサーブが入った時に87パーセントの確率でポイントを獲得し、同75位のドンスコイに1度もブレークチャンスを与えなかった。また、ハースは1度のブレークに成功し、1時間25分で2回戦進出を決めた。
先週行われたSAPオープンでハースは、今季初となる決勝進出を果たしていた。
14年前に自身初となるツアー優勝を今大会で飾ったハースは、その後も2度の優勝を飾る相性の良い大会で、今季初優勝を狙う。ハースはベスト8進出をかけて、F・ロペス(スペイン)と2回戦で対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
●M・ラオニチ(カナダ)(2) vs ○J・ソック(アメリカ),3-6, 7-5 ,5-7
○T・ハース(6) vs ●E・ドンスコイ, 7-6 (8-6), 6-4
○A・ドルゴポロフ(ウクライナ)(7) vs ●B・パウ(ドイツ), 6-3, 6-4
○D・ヤング(アメリカ) vs ●X・マリス(ベルギー), 5-1 (途中棄権)
○M・マトセビッチ(オーストラリア) vs ●添田豪(日本), 7-6 (8-6), 6-4
●ルー・イェンスン(台湾) vs ○L・ヒューイット(オーストラリア), 6-2, 6-7 (3-7), 4-6
今大会の優勝賞金は29万1800ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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