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２月４日から開幕する男子テニスツアーのVTRオープン（チリ/ビニャ・デル・マール、賞金総額４１万２００ドル、クレー）に第１シードで出場するＲ・ナダル（スペイン）が、膝の不安や大会への意気込みを語った。

「膝の状態が良い事を祈るよ。時々、違和感を感じる事があるけど、膝が再びトップレベルの試合に慣れるまでには、しばらくの時間が掛かる事は承知しているさ。この大会で感覚を取り戻すきっかけになることを期待しているよ。」と、ナダル。

また、ナダルは「これまでもっとひどい怪我もしてきたし、その怪我から回復する事で強くなってきた。」と、コメント。

復帰戦については「またこうして試合が出来る事を楽しみにしているし、世界のトップレベルの大会に出場出来る事も嬉しく思っている。７ヶ月のツアー離脱から復帰を果たして、他の選手達と戦える事を楽しみにしているんだ。」と、語った。

加えて「今回の怪我は、今までで一番長い欠場となった。だから、コートで良い感触を掴み自信を取り戻すまでには、これまでよりも長く時間がかかるかもしれない。」と、不安もみせたナダル。

昨年ナダルは、ウィンブルドン２回戦で、当時世界ランク１００位だったＬ・ロソル（チェコ共和国）にフルセットで敗れる大波乱に見舞われ、その後は膝の怪我のため、ロンドンオリンピック・全米オープン・今年の全豪オープンを欠場し、戦線離脱を余儀なくされていた。

またナダルは、世界ランキングで２００５年５月以来のトップ４から転落し、５位となった。４位に浮上したのは、昨年最多タイトルを獲得したＤ・フェレール（スペイン）だった。

VTRオープンは、上位４シードの選手が１回戦免除されるため、ナダルは２回戦からの登場となる。第２シードはディフェンディングチャンピオンのＪ・モナコ（アルゼンチン）、第３シードは今年の全豪オープンで自身初の８強入りを果たしたＪ・シャーディ（フランス）、第４シードはＰ・アンドゥハル（スペイン）となっている。


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