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女子テニスツアーのパタヤ女子オープン(タイ/パタヤ、賞金総額23万5000ドル、ハード)は29日、シングルス1回戦残り12試合が予定され、第2シードのM・キリレンコ(ロシア)が予選を勝ち上がったA・アマンムラドワ(ウズベキスタン)を6-3, 7-5のストレートで退け、順当に2回戦進出を決めた。
昨年の準優勝者のキリレンコは第1セット、ゲームカウント2-3から4ゲームを連取して先取。第2セットに入っても、勢いを維持したキリレンコはゲームカウント4-0とリードする。しかし、その後にアマンムラドワの反撃にされる。その後、終盤で再びブレークに成功したキリレンコが、1時間55分で勝利をものにした。
「初戦というのは、いつも難しいもの。この湿気の多い気候の中では特にね。それでも、今日のプレーには満足している。」と、語るキリレンコ。
キリレンコが最初にこの大会へ出場したのは2002年、若干15歳の時だった。「この大会とこの街が好き。インターナショナル大会の中では、最も好きな大会の1つ。リゾートだし、ホテルのコートでの試合だから、試合へも歩いて行けるし、選手達にとってとても居心地が良いの。」と、大会への思いも語っていた。
ベスト8進出をかけてキリレンコは、C・デラクア(オーストラリア)を6-2, 6-2で一蹴した主催者推薦のL・クムクーム(タイ)と2回戦で顔を合わせる。
その他のシード勢も順当な勝ち上がりをみせた。第4シードのS・チルステアは予選勝者のB・マテック=サンズ(アメリカ)を6-1, 6-3で、第5シードのS・リシキ(ドイツ)もT・マレックを6-2, 6-3と、いずれもストレートで下した。
チルステアはV・キング(アメリカ)に6-4, 6-4で勝利した予選勝者のAn・ロディオノワ(オーストラリア)と、リシキはA・パノワ(ロシア)と2回戦を行う。
また、第7シードのE・ヴェスニナ(ロシア)はE・ダニリドー(ギリシア)と対戦したが、6-2, 1-0とリードしたところで雨のため翌日へ順延となった。さらに、今大会2連覇中で大会3連覇を狙う第6シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)もO・ポクコワ(ロシア)との1回戦を行う予定だったが、悪天候のため試合は開始されずに、翌日へと順延が決まった。
この日行われた試合結果は以下の通り。
A・イバノビッチ(セルビア)(1) vs. 森田あゆみ(日本), 3-6, 7-5, 1-2
○M・キリレンコ(2) vs. ●A・アマンムラドワ, 6-3, 7-5
○S・チルステア(4) vs. ●B・マテック=サンズ, 6-1, 6-3
○S・リシキ(5) vs. ●T・マレック, 6-2, 6-3
D・ハンチュコバ(6) vs. O・ポクコワ
E・ヴェスニナ(7) vs. E・ダニリドー, 6-2, 1-0
○H・ワトソン(英国)(8) vs. T・バボス(ハンガリー), 6-1, 3-0 (途中棄権)
●C・シーパース(南アフリカ) vs. ○クルム伊達公子(日本), 5-7, 1-6
○N・ブラチコワ(ロシア) vs. ●S・ペア(イスラエル), 6-3, 6-3
●土居美咲(日本) vs. ○A・セバストバ(ラトビア), 4-6, 2-6
●V・キング vs. ○An・ロディオノワ, 4-6, 4-6
●C・デラクア vs. ○L・クムクーム, 2-6, 2-6
またこの大会、ダブルスではクルム伊達がデラクアとのペアでエントリーしており、前日行われた1回戦を勝利しベスト8入り。準々決勝では第1シードのK・チャン(台湾)/ キング組とN・ラーチピンシャイ/ P・プリペェチ組の勝者と対戦する。
今大会の優勝賞金は、シングルス4万ドル、ダブルス1万1500ドル。
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(翻訳・記事/弓削忠則)
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