HOME → ニュースTOP → 今日のニュース(一覧) → 今日のニュース(詳細) |
|
男子テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会12日目の25日、ロッド・レーバー・アリーナのナイトセッションでは第2シードのR・フェデラー(スイス)は第3シードのA・マレー(英国)に4-6, 7-6 (7-5), 3-6, 7-6 (7-2), 2-6のフルセットで敗れ、今大会5度目の優勝をマレーに阻まれた。今大会10年連続となるベスト4進出を果たしたフェデラーだったが、3年ぶりの決勝の舞台へは一歩及ばなかった。
【フェデラー、試合後のコメント】
「もうちょっと良いプレーが出来ていたらと思うよ。それでもこの大会は、全体的には良い大会だった。良いテニスも出来たし、動きも良かった。この2試合で10セットを戦えて、体もフィットしていたんだ。」と、敗戦ながらここまでの勝ち上がりには満足しているようだった。
「ツォンガとの試合は、ちょっと疲れを感じさせられたけど、それが原因で負けた訳ではない。でも、アンディ(マレー)と同じくらいフレッシュな体で試合がしたかった。でも彼は今夜、しっかり僕を倒したんだ。だから、何も悔む事はないよ。」と、フェデラー。
そして「全体的に、彼の方が自分より多くのチャンスも握っていたはずさ。自分は、とても難しい試合を強いられた。彼のサービスゲームでは、今までのようにはいかなかった。」とフェデラーは、苦戦を強いられた試合を振り返っていた。
「時間や年齢を重ねると、より経験を積むものだし、肉体的にもより良い状態になる。オリンピックでの彼からの敗戦は、もっと自分を信じる必要があったし、彼の方が全体的に落ち着いていたんだ。彼がコートにいる時には、より落ち着いているような気がする。そして、それがより良い成績を残せる事が出来たんだと思う。」とフェデラーは、直近の敗戦についても振り返っていた。
これでフェデラーは、3年連続となる準決勝敗退となった。そのうちの2回は、N・ジョコビッチ(セルビア)、R・ナダル(スペイン)に敗れていた。
「この3選手とは何度も対戦している。60回とかね。そして、ランキングでもこの3選手が常に自分の回りにいるんだ。もちろん、お互いの事もとても良く知っているし、何度も接戦も演じていた。勝ったり負けたりね。ラファ(ナダル)やノヴァーク(ジョコビッチ)やアンディ(マレー)との試合は、いつもエンジョイ出来ているんだ。今夜もその一人と、こうして5セットを戦った。厳しい試合だったけど、それでもエンジョイ出来ていた。」と、ビッグ4と呼ばれる他の3選手との良好なライバル関係を明かしていた。
加えて、31歳のフェデラーは「今シーズンは、この大会での良いテニスでシーズンを始められたんだ。この大会前には、試合をしていなかった。この大会での勝ち上がりで、自分の今のレベルも知る事が出来た。そして、もっと自分のテニスに対して練習しなければならない事や、フィットネスを鍛えるために、トレーニングもしなければならない事も悟った。でもそのいずれも、自分を奮い立たせてくれる事なんだ。」と、まだまだやる気がある事をコメントしていた。
《フェデラー 試合詳細はこちら》
(翻訳・記事/弓削忠則)
その他のニュース
|
© 2011 Fubic Corporation. All Rights Reserved.