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男子テニスのグランドスラムである全豪オープン(オーストラリア/メルボルン、ハード)は大会5日目の18日シングルス3回戦が行われ、第4シードのD・フェレール(スペイン)が第28シードのM・バグダティス(キプロス)を6-4, 6-2, 6-3のストレートで下し、4回戦で錦織圭(日本)との対戦を決めた。
【フェレール vs. バグダティス】
「今夜の試合は、この大会で最高のプレーが出来た。バグダティス相手に3セットで勝利が出来てとても満足している。それはとても難しい事だった。」とフェレールは、試合を振り返っていた。
そして、錦織との試合について聞かれると「とても厳しい試合になるだろう。彼を倒すには、本当に良いプレーをする必要がある。今夜のように、ミスの少ない安定したプレーをしなければならない。肉体的にも、とても厳しいものになるはずさ。彼は素晴らしいショットを打ってくるから。」と、錦織に対して高い評価をしていた。
これまでの両者の対戦は、錦織が2勝1敗と勝ち越しており、最後の対戦は昨年のロンドンオリンピックの3回戦。その時は錦織が6-0, 3-6, 6-4で勝利を飾っていた。
《フェレール 試合詳細はこちら》
《錦織 vs フェレール ロンドン五輪 試合詳細はこちら》
【ベルディフ vs. メルツァー】
また、ハイセンス・アリーナのナイトセッションには第5シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)が第26シードのJ・メルツァー(オーストリア)に6-3, 6-2, 6-2の完勝で順当に4回戦進出を決めた。
「今日はとても良い動きが出来たと感じている。このコートも好きだし、この大会にも良い思い出がある。今日は試合を通して、終始安定したプレーが出来た。」と、ベルディフは試合を振り返り、自分のプレーに満足していた。
準々決勝進出をかけてベルディフは、第22シードのF・ベルダスコ(スペイン)を4-6, 6-3, 4-6, 7-6 (7-4), 6-2のフルセットで下したK・アンダーソン(南アフリカ)と対戦する。196センチのベルディフに対し、203センチのアンダーソンは、お互い長身を生かしたサーブを武器としており、似たタイプのプレーヤーとの対戦となった。
ベルディフは「誰かにもう言われたよ。自分自身と対戦するようだねって。どうやって戦うか、やってみないとわからない。同じようなプレーをする選手とは、あまり対戦する事がないからね。今日の彼の試合を見ていたけど、彼は素晴らしいプレーをしていた。」と、コメントした。
これまで4度対戦して、いずれもベルディフに軍配が上がっていたものの、最初の2回はストレート勝利ながら、その後の2回は接戦を強いられていた。「彼の事は良く知っている。これまでも何度か対戦しているから。でも、簡単な試合じゃなかった。」とベルディフは、厳しい試合になる事を予測しながらコメントしていた。
その他の試合結果は、以下の通り。
○J・ティプサレビッチ(セルビア) vs. ●J・ベネトー(フランス), 3-6, 6-4, 2-6, 6-4, 6-3
○N・アルマグロ(スペイン) vs. ●J・ヤノヴィッツ(ポーランド), 7-6, 7-6, 6-1
○N・ジョコビッチ(セルビア) vs. ●R・シュティエパネック(チェコ共和国), 6-4, 6-3, 7-5
○K・アンダーソン vs. ●F・ベルダスコ, 4-6, 6-3, 4-6, 7-6, 6-2
○S・ワウリンカ(スイス) vs. ●S・クエリー(アメリカ), 7-6, 7-5, 6-4
○錦織圭 vs. ●E・ドンスコイ(ロシア), 7-6, 6-2, 6-3
○T・ベルディフ vs. ●J・メルツァー, 6-3, 6-2, 6-2
○D・フェレール vs. ●M・バグダティス, 6-4, 6-2, 6-3
(翻訳・記事/弓削忠則)
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