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女子テニスツアーのアピア国際女子(オーストラリア/シドニー、賞金総額69万ドル、ハード)は11日、シングルス決勝が行われ、第1シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)が世界ランク15位のD・チブルコワ(スロバキア)を6-0, 6-0のダブルベーグルで破り、2大会連続優勝を飾った。
今大会で決勝までにP・クヴィトバ(チェコ共和国)、S・エラーニ(イタリア)、A・ケルバー(ドイツ)の3人のトップ10プレーヤーを破る大躍進で、自身初となるプレミア大会で決勝に進出していたチブルコワであったが、好調を維持するラドワンスカの前に1ゲームも奪うことができず、自身3度目のツアー大会でのタイトル獲得はならなかった。
「最初、彼女(チブルコワ)は勝利を意識しすぎてナーバスになっていると感じた。第2セットでは、おそらく何をすべきなのかわからなくなってしまったのではないかと思うわ。」と、ラドワンスカ。
加えて「今日は確かに私のサーブの調子は良かったと思うけど、彼女のミスがちょっと多すぎた。私はいつも通りのテニスを続けただけ。彼女は本当に素晴らしいトッププレーヤーで、今週は素晴らしい勝利をあげてきていたから、こんな結果になるとは思っていなかったわ。」と、試合について語るラドワンスカ。
「対戦相手のチブルコワに同情するか?」との質問に対してラドワンスカは、「まぁ、これがテニスというスポーツで、こういうことは時に起こりうること。だけど、もちろん良い気持ちはしない。決勝は緊迫した好ゲームが求められる。だけど、今日はそうならなかった。試合結果は6-0,6-0でだったけど、彼女は普通ならこんなスコアになる選手では決してないわ。」と、答えた。
チブルコワは「ケガをしていたと言いたい所だけど、残念ながらどこも悪くなく、むしろ好調だった。6-0,1-0になるまでは、全部のゲームを取れると思っていた。だけど、第2セットで1-0ダウンとなった時に、何かがおかしくなってしまって、何をすべきなのか考えられなくなってしまった。“神様何がおこっているの?”って感じだった。だけど、決勝戦とは誰もがベストのプレーをして勝ちたいと思うものだから、なかなかうまくいかないもの。」と、インタビューに答えた。
「ラドワンスカのプレースタイルに惑わされましたか?」との質問に対しては、「そうね、やられてしまった。だけど、それが彼女(ラドワンスカ)のプレースタイルなの。彼女が簡単なボールを打ってこないのはわかっていた。けど、そのためフラストレーションがたまってしまった。もし、彼女が重要なポイントで1度でもミスをしていたら、結果は全く違ったものになっていたかもしれない。」と、答えた。
世界ランク4位のラドワンスカは、今シーズン開幕から無敗の9連勝を記録し、今年ここまで1セットも落としていない。来週開幕する全豪オープンで自身初となるグランドスラムのタイトル獲得を目指す。
今大会の優勝賞金は11万7000ドル。
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