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女子テニスツアーのアピア国際女子(オーストラリア/シドニー、賞金総額69万ドル、ハード)は10日、シングルス準決勝2試合が行われ、第1シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)が第4シードのN・リー(中国)を6-3, 6-4のストレートで下し、決勝進出を決めた。
第1セットでラドワンスカは、リーに2度握られたブレークピンチを切り抜けると、2度のブレークを奪い、このセットを先取。
第2セットはリーに2度のブレークを許したラドワンスカだったが、3度のブレークに成功し、1時間32分のストレートで勝利し決勝進出を果たした。
8度目のマッチポイントをやっと決めたラドワンスカは「先週のオークランドの決勝戦を思い出すわ。その時も7回目か8回目のマッチポイントで決めたの。それでも、今日はサーブの調子も良かった。昨年は何度か彼女(リー)に負けていたから、リラックスして試合に臨んだの。特に第1セットは風が気になってフレームショットも多かったけど、第2セットはよい良いプレーが出来た。」と、試合を振り返っていた。
2大会連続優勝については「もちろん2大会続けての優勝は良いことだし、全豪オープンへ向けて準備が出来ている証拠。今シーズン、ベストのテニスが出来ている事には満足しているし、明日も勝つためには何でもするつもり。」と、優勝へ意欲を燃やしていた。
敗れたリーは「チャンスはあった。主審がゲームセットと言うまで誰だってチャンスはある。でも、今日はちょっと疲れてしまった。昨日の試合にエネルギーを注ぎ過ぎたわ。100パーセントの力で1ポイント取ると、回復するのに2・3ポイント必要だった。」と、この日の敗戦について語っていた。
この試合の前に、リーの故郷である中国は湖北省武漢で、来年からWTAのプレミア大会が開催される事が発表された。
それについてリーは「武漢は自分にとって特別な街。そこで生まれ育ったの。仲の良い選手達が来てくれたら、とても美味しい食事を紹介したい。あれを食べなければコートで動けないわ。それは冗談だけど、時間があれば故郷がどれくらい良い場所かを紹介したいわね。」と、大会の開催を楽しみにしていた。
ラドワンスカは2大会連続優勝へ向けて決勝戦で、D・チブルコワ(スロバキア)と対戦する。
この日行われた試合結果は以下の通り。
○A・ラドワンスカ (1) vs. ●N・リー (4), 6-3, 6-4
●A・ケルバー(ドイツ) (2) vs. ○D・チブルコワ, 2-6, 6-4, 3-6
今大会の優勝賞金は11万7000ドル。
(翻訳・記事/弓削忠則)
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