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女子テニスツアーのアピア国際女子(オーストラリア/シドニー、賞金総額69万ドル、ハード)は9日、シングルス準々決勝全4試合が行われ、第1シードのA・ラドワンスカ(ポーランド)がR・ビンチ(イタリア)を6-4, 7-5のストレートで下すなど、ベスト4が出揃った。
第1セットでラドワンスカは、5度のブレークポイントをビンチに握られたがそれをしのぐと、ビンチから1度ブレークを奪い、このセットを先取する。
第2セットに入ると、序盤でブレークを許したラドワンスカは、ゲームカウント1-3とリードされるも、その後ブレークバックする。以降、1度ずつブレークを奪い合い、終盤で3度目のブレークをビンチから奪ったラドワンスカが1時間34分のストレートで勝利をものにした。
「彼女(ビンチ)はほとんどミスをせず、全く簡単なポイントを許してくれなかった。だから、より一層積極的なプレーに努めて、ネットへも出るようにしたの。サーブ・アンド・ボレーでさえも試みた。それが勝利の鍵だと思う。」とラドワンスカは、試合を振り返り戦術を明かしていた。
シーズン開幕戦のオークランド大会で優勝したラドワンスカは、今季ここまで7戦全勝と好調を維持している。「全豪前にとても良い試合をこなす事が出来ている。シーズンの始めからベストのテニスが出来ていてとても満足している。」と、自身のプレーに好感触を持っていた。
ラドワンスカは第4シードのN・リー(中国)と決勝進出をかけて対戦する。リーはこの日、予選を勝ち上がったM・キーズ(アメリカ)を4-6, 7-6 (7-2), 6-2の逆転で下しての勝ち上がり。
第1セット、世界ランク6位で30歳のリーは、同135位で若干17歳のキーズにランキングの差を感じさせないプレーを展開され、このセットを落としてしまう。
第2セットは、互いに1度ずつのブレークからタイブレークへ。そのタイブレークでは経験に勝るリーが終始リードし、セットオールへと追い付いた。
勝敗を決める第3セットでは、リーがキーズのサービスゲームを3度ブレークし、2時間20分の逆転で勝利をものにした。
準決勝で対戦するラドワンスカとリーの過去の対戦成績は、リーが5勝3敗と勝ち越している。
この日行われた試合結果は以下通り。
○A・ラドワンスカ (1) vs. ●R・ビンチ, 6-4, 7-5
○A・ケルバー(ドイツ) (2) vs. ●S・クズネツォワ(ロシア), 6-3, 7-5
●S・エラーニ(イタリア) (3) vs. ○D・チブルコワ(スロバキア), 2-6, 1-6
○N・リー (4) vs. ●M・キーズ, 4-6, 7-6 (7-2), 6-2
今大会の優勝賞金は11万7000ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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