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男子テニスツアーのアピア国際男子(オーストラリア/シドニー、賞金総額43万6630ドル、ハード)は9日に、シングルス2回戦全8試合を行い、第2シードのG・シモン(フランス)が登場する予定だったが、首の痛みを訴え試合直前に欠場を表明。ラッキールーザーでI・クレッチが本戦入りしたが、昨年のチャンピオンであるJ・ニエミネン(フィンランド)が6-3, 6-1の快勝で退け、大会2連覇へ向けて準々決勝進出を決めた。クレッチは、本戦入りした幸運を生かす事は出来なかった。
世界ランク44位のニエミネンは同416位のクレッチに、第1セットで1度もブレークポイントを与えず2度のブレークを奪い、このセットを先取。
第2セットでは、この試合唯一のブレークをクレッチに許したものの、クレッチのサービスゲーム全てをブレークし、わずか46分の圧勝で退けた。
ニエミネンは準々決勝で、地元期待のB・トミック(オーストラリア)と対戦する。この日の2回戦でトミックは、第5シードのF・マイヤー(ドイツ)を7-6 (7-2), 6-2のストレートで下す金星を飾っていた。
「サーブの調子が良いと言われているし、ストロークもとても良い感じで打てている。動きも良いし、現時点のプレーでこれ以上望む事はないね。」とトミックは、自身のプレーに合格点を与えていた。
また、目標物を置いて何時間もサーブの練習に費やしてきたトミックは「より一層アングルへのサーブが打てるようになってきていて、それは力ではないんだ。そんなサーブが好きだし、もしそれをリターンされても、その後はオープンコートが出来て、試合展開を有利に進められるんだ。」と、試合を通して14本のサービスエースを叩き出せた理由も語っていた。
この日行われた試合結果は以下通り。
●J・アイズナー(アメリカ) (1) vs. ○R・ハリソン(アメリカ), 4-6, 4-6
○A・セッピ(イタリア) (3) vs. ●J・ミルマン(オーストラリア), 6-2, 3-6, 6-3
●F・ベルダスコ(スペイン) (4) vs. ○D・イストミン(ウズベキスタン), 3-6, 3-6
●F・マイヤー (5) vs. ○B・トミック, 6-7 (2-7), 2-6
●R・シュティエパネック(チェコ共和国) (6) vs. ○J・ベネトー(フランス), 0-0
○M・グラノジェルス(スペイン) (8) vs. ●F・フォニュイーニ(イタリア), 6-2, 7-6 (7-4)
○K・アンダーソン(南アフリカ) vs. ●F・ロペス(スペイン), 6-3, 6-4
○J・ニエミネン vs. ●I・クレッチ, 6-3, 6-1
今大会の優勝賞金は7万8800ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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