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女子テニスツアーのブリスベン国際女子(オーストラリア/ブリスベン、賞金総額100万ドル、ハード)は日曜日に1回戦を行い、元世界女王で四大大会15勝を誇るS・ウィリアムズ(アメリカ)が同胞のV・レプシェンコ(アメリカ)を6-2, 6-1のスコアで一蹴し、2回戦に進んだ。
2012年のシーズンにはウィンブルドン、ロンドン五輪、全米オープン、ならびにツアー最終戦で優勝を飾っているセリーナは、最近の32試合で31勝しており、シーズンの戦績は58勝4敗と破竹の勢いだった。
2013年シーズン最初の大会である今大会だが、セリーナの1回戦は2012年の12月30日に行われた。そのためセリーナは1回戦終了後、「2012年の勢いを持続したまで」と話している。「明日の試合は今年最後の日に行われるから、まだ私には2012年の勢いがあることになるわね。今年の負けを4敗にとどめたかったから今日はどうしても勝ちたかった。今日の勝利は私にとって重要だったの。」
現在の世界ランクを3位とするセリーナは最近、足の親指に簡易な手術を受けており、そのためタイのホアヒンでのエキシビションマッチへの出場をとり止めていた。しかし今大会の1回戦ではコート上を問題なく走り回り、世界21位のレプシェンコを圧倒した。
1回戦を振り返ってセリーナは「ケガがあったから少し緊張していたけど、まったく問題なかったわ。ドクターも太鼓判を押してくれていた。試合に早々に復帰したいと思っていたんだけど、痛みがあったら明日は休めるようにしておいた。でも問題なさそうね。」と話している。
セリーナは「新年の抱負」というものを考えていないものの「年間の目標」はある、と話す。その目標とは四大大会をすべて制覇して「グランドスラム」を達成すること。セリーナは2002年に全仏、ウィンブルドン、全米、2003年初頭には全豪で優勝し、2シーズンを跨ぐ形でグランドスラムを達成しているが、1シーズン内での達成はまだない。
2013年に達成が可能かどうか聞かれたセリーナは「もちろんよ。そして全豪で優勝した誰もがそれを考えると思う。ヴィクトリア(アザレンカ)やマリア(シャラポワ)はおそらく、また他の選手ももしかしたら同じように考えているかも知れない。」と話している。
またセリーナは、もし2013年にグランドスラムを達成できなくても、さらに数年かけてそれを達成する考えのようだ。セリーナはロンドン五輪で優勝したため、2016年のリオ五輪まではプレーを続ける意向を示している。
今大会にはトップ10選手のうち8人が参加しており、第1シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)と第2シードのM・シャラポワ(ロシア)の1回戦はバイ(不戦勝)となっている。
第6シードで登場したP・クヴィトバ(チェコ共和国)はC・スアレス・ナバロ(スペイン)と対戦、6-3, 6-4で下し、2回戦に進んだ。2回戦ではA・パブリュチェンコワ(ロシア)と対戦する。パブリュチェンコワは1回戦でL・フラデカ(チェコ共和国)を6-3, 3-6, 6-3で退けての勝ち上がりとなっている。
またワイルドカード(主催者推薦枠)で出場の地元期待J・ガイドソバ(オーストラリア)は第16シードのR・ビンチ(イタリア)を4-6, 6-1, 6-3の逆転で下し、観客を沸かせた。勝ったガイドソバは2回戦でシャラポワに挑む。
その他の試合の結果は以下の通り。
○U・ラドワンスカ(ポーランド) vs. ●T・パスゼック(オーストリア), 2-6, 6-0, 6-2
○D・ハンチュコバ(スロバキア) vs. ●L・ドミンゲス=リノ(スペイン), 7-5, 6-2
今大会の優勝賞金は16万2987ドル。
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