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男子テニスで、現在は膝の故障のためにランキングを4位まで落としている元世界王者のR・ナダル(スペイン)。ナダルは膝の手術を受けた後に6カ月間の休養に入っていたが、今月末の火曜日にアブダビで開催されるエキシビション「ムバダラ・ワールド・テニス選手権」で復帰することを明らかにした。
これまでグランドスラムで11勝を誇るナダルは、自身のフェイスブック及びツイッター上で「今月末、アブダビでコートに戻れるのを心待ちにしている。ムバダラ・ワールド・テニス選手権では2010年と2011年に優勝しているから、今年もトロフィーを手にすることができたら最高です。」と、書き込んでいる。
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26歳になったナダルは先月の20日、故郷のスペイン・マヨルカ島マナコールで練習を再開している。ナダルの練習にはオジでありコーチであるトニー・ナダル、そして理学療法士が1人、同行している。
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ムバダラ・ワールド・テニス選手権は12月27日にスタートし、6人の選手による戦いが繰り広げられる。同選手権には世界ランキング1位のN・ジョコビッチ(セルビア)、また同3位のA・マレー(英国)が出場を表明している。
ナダルはもともと今大会に出場する予定ではあったが、先週のラジオインタビューでは、長期休養後の復帰のタイミングを決める際は慎重にならなければならないと話していた。ナダルは6月のウィンブルドンの2回戦で、当時世界ランク100位だったL・ロソル(チェコ共和国)にまさかの敗退を喫して以来、公式戦でプレーをしていない。その際ナダルは左膝の腱を部分断裂していた。
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この故障によりナダルのロンドンオリンピックへの出場の道は閉ざされ、五輪のディフェンディングチャンピオンとして金メダルというタイトルを防衛する戦いに参加することができなかった。また全米オープンも棄権、スペインチームのエースとして対チェコとのデビス杯決勝戦への出場も断念せざるをえなかった。デ杯の決勝戦では、エースを欠いたスペインチームはチェコに敗れて準優勝に甘んじ、一方のチェコは独立国として初優勝を飾っている。
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