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男子テニスツアーの最終戦であるATPワールド・ツアー・ファイナル(イギリス/ロンドン、賞金総額550万ドル、インドアハード)は5日月曜日に開幕し、ダブルス予選ラウンドロビン2試合が行われ、第1シードのB・ブライアン(アメリカ)/ M・ブライアン(アメリカ)組が接戦の末に敗れる波乱が起きた。その波乱を演出したのは、第6シードのM・グラノジェルス(スペイン)/ M・ロペス(スペイン)組で7-5, 5-7, 11-9のフルセットで下した。
この試合、第1、第2セットはいずれも接戦となるも各ペアーが分け合い、勝敗の行方は第3セットへともつれた。
ダブルスの第3セットは10ポイント先取のスーパータイブレーク制が採用されている。そのスーパータイブレークも両ペア譲らない展開から、最後はグラノジェルス/ ロペス組が1時間39分で勝利。最終戦の初戦を嬉しい金星で飾った。
一方、第2シードのM・ミルニ(ベラルーシ)/ D・ネスター(カナダ)組と第4シードのR・リンドステッド(スウェーデン)/ H・テカウ(ルーマニア)の試合も4-6, 7-6 (7-1), 12-10の大接戦の末に逆転でミルニ/ ネスター組が勝利を飾った。
この試合、第1セットは1度もブレークポイントを握らせなかったリンドステッド/ テカウ組が1度ブレークをミルニ/ ネスター組から奪い、このセットを先取。
第2セットは両ペアとも2度のブレークピンチを迎えるが、それを跳ね除けタイブレークへともつれた。そのタイブレークではミルニ/ ネスター組が圧倒し、試合を振り出しに戻した。
勝敗を決める第3セットのスーパータイブレークで、も両ペア譲らない展開だったが、最後はミルニ/ ネスター組がリンドステッド/ テカウ組を1時間36分で振り切ると、初戦を白星で飾りグループBで1勝をあげた。
グループAには他に第3シードのL・パエス(インド)/ R・シュティエパネック(チェコ共和国)組、第7シードのA・クレシ(パキスタン)/ JJ・ロジェール(アンティル)組が、グループBには第5シードのM・ブパティ(インド)/ R・ボパンナ(インド)組、第8シードのJ・マーレー/ F・ニールセン(デンマーク)組がエントリーしている。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【シングルス】
N・ジョコビッチ(セルビア) (1) ○-× JW・ツォンガ(フランス) (7), 7-6 (7-4), 6-3
A・マレー(英国) (3) ○-× T・ベルディフ(チェコ共和国) (5), 3-6, 6-3, 6-4
【ダブルス】
M・グラノジェルス/ M・ロペス (6) ○-× B・ブライアン/ M・ブライアン (1), 7-5, 5-7, 11-9
M・ミルニ/ D・ネスター (2) ○-× R・リンドステッド/ H・テカウ (4), 4-6, 7-6 (7-1), 12-10
(翻訳/弓削忠則)
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