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女子テニスツアーの最終戦であるコモンウェルス・バンク・トーナメント・オブ・チャンピオンズ(ブルガリア/ソフィア、ハード、賞金総額75万ドル)は1日、予選ラウンドロビン3試合が行われ、第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)が第7シードのD・ハンチュコバ(スロバキア)を3-6, 7-6 (7-3), 6-4の逆転で、第4シードのR・ビンチ(イタリア)が第5シードのシェ・シュウェイ(台湾)を6-1, 6-2で一蹴して勝利を収め、同時に両者は決勝トーナメント進出を決めた。
第1セットを奪われたウォズニアキは、第2セットも2度ずつのブレークからタイブレークへ。そのタイブレークを7-5で制したウォズニアキが、勝敗を決める第3セットで6度迎えたブレークピンチ全てを切り抜け、ハンチュコバからこのセット唯一のブレークを奪うと、2時間45分の逆転で勝利を飾った。
「いつも大会に来ると、その大会を勝ち切ろうと思って試合に臨んでいる。それができるかどうかを考えながら試合をしているの。他のことはほとんど考えていないし、目の前の試合に勝つことだけを望んで試合をしている。」と、語るウォズニアキ。
元女王のウォズニアキは、今大会で決勝進出を果たすと再びトップ10入りで今シーズンを終われることが決まっているが、ランキングより目の前の試合での勝利を頭に置いて試合をしていた。
敗れたハンチュコバは「勝てるチャンスがたくさんあっての敗戦にはとても落胆している。試合の主導権を握っていた。ほんの1ポイントとか2ポイントで試合が変わってしまった。お互い本気で戦って良い試合だったけど、ベストを尽くしてやれること全てをやった中で、結果は彼女の方へ勝利が転がり込んでしまった。」と、落胆の色を隠せなかった。
一方、第4シードのビンチは第5シードのシェ・シュウェイに対して、試合開始から12ポイント連取してゲームカウント3-0とリードを奪うとわずか18分で第1セットを先取した。
第2セットではこの試合唯一のブレークをシェ・シュウェイに許したビンチだったが、3度のブレークに成功するとわずか53分の快勝で退け、予選ラウンドロビンを2勝1敗で終えるとともに、決勝トーナメント進出も決めた。
「とても早い試合だった。彼女(シェ・シュウェイ)は特に第1セットではあまり良いプレーができていなかった。第2セットは徐々に調子を上げてきたけど、自分自身も集中を切らせないように努めて試合を続けて、こうして決勝トーナメント進出を決めることができて満足している。」と、ビンチは自身のプレーに合格点をあげていた。
グループ・セルディカを1位で通過したウォズニアキはグループ・スレデツの2位の選手と、グループ・セルディカを2位で通過したビンチはグループ・スレデツを1位で終えた選手と準決勝を行う。それは現地金曜日に行われるペトロワとピロンコバの試合結果で順位が決まる。勝者が1位、敗者が2位で準決勝を行う。
【グループ・セルディカ】
C・ウォズニアキ (1) ○-× D・ハンチュコバ (7), 3-6, 7-6 (7-3), 6-4
R・ビンチ (4) ○-× シェ・シュウェイ (5), 6-1, 6-2
【グループ・スレデツ】
N・ペトロワ(ロシア) (2) ○-× M・キリレンコ(ロシア) (3), 3-6, 7-6 (7-4), 6-3
(翻訳/弓削忠則)
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