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女子テニスのチャレンジャーシリーズのOCE台北WTAレディース・オープン(台湾/台北、賞金総額12万5000ドル、ハード)は、大会4日目の1日、シングルス2回戦残り4試合が行われ、第7シードの土居美咲(日本)がシュー・ウェンシンを6-2, 6-3のストレートで下すなど、ベスト8が出揃った。
世界ランク104位の土居は、同483位のシュー・ウェンシンに対して、1度もブレークポイントを握らせないサービスゲームを展開し、各セットで2度のブレークを奪い、71分でシュー・ウェンシンを退け、対戦成績を3勝0敗とした。
「とても良いプレーができた。特にサービスゲームでのプレーは本当に満足している。思っているところへしっかりとボールを打ち込むことができた。」と土居は、試合後のインタビューで答えていた。
土居は先月行われた大阪でのHPオープンで、自身初となるWTAツアーでのベスト4入りを果たしていたが、今季から新設されたこのチャレンジャー・シリーズでも4強入りすることとなった。それは準々決勝で対戦する予定だった第3シードの森田あゆみ(日本)が、準々決勝を前に右膝の怪我を理由に欠場を決めたため、土居は労せず準決勝進出となった。
土居は準決勝で、第2シードのO・ゴヴォルツォバ(ベラルーシ)と第5シードのチャン・カイチェンの勝者と対戦する。
一方、この日の最短試合となったのが、Z・ディヤスとラッキールーザーのV・ウォンティンチャイの試合で、ディヤスがウォンティンチャイを6-1, 6-0の57分で一蹴した。
先月19歳になったばかりのディヤスは、1回戦では世界ランク40位で第1シードのポン・シュアイをストレートで下すシードダウンを演出していた。
この日もディヤスは好調を維持し、自身のサービスゲームでは1度もウォンティンチャイにブレークポイントを握らせず、第1セットでは2度、第2セットでは3度のブレークを奪い、完勝で準々決勝へ駒を進めた。
ディヤスは準決勝進出をかけて、奈良くるみ(日本)と準々決勝を行う。
その他の試合ではシード勢が順当に8強へ名を連ねた。第2シードのO・ゴヴォツルォバがI・クロマチェバを6-4, 6-2で、第5シードのチャン・カイチェンがC・ガルシア(フランス)を7-6 (7-5), 6-3と、いずれもストレートで下し、ベスト8進出を決めた。
世界ランク54位のゴヴォルツォバは同180位のクロマチェバに試合を通して1度もブレークポイントを握らせず、第1セットでは1度、第2セットでは2度のブレークを奪うと、67分の快勝でクロマチェバを退けた。
同100位のチャン・カイチェンは同146位のガルシアに、第1セットは1度ずつのブレークのあとタイブレークへ。そのタイブレークを接戦で制したチャン・カイチェンは、第2セットの自身のサービスゲームで74パーセントの確率でポイントを獲得し、1度ブレークに成功すると、1時間32分のストレートで勝利を飾った。
ゴヴォルツォバとチャン・カイチェンが4強入りをかけて、準々決勝で顔を合わせる。
また、この日行われたダブルス準々決勝では第3シードのクルム伊達公子(日本)/ チャン・チンウェイ組が主催者推薦のシュー・チンウェン/ リー・ヤシュアン組を6-3, 6-2のストレートで下し、ベスト4進出を果たした。
この日行われた試合結果は以下の通り。
O・ゴヴォツルォバ (2) ○-× I・クロマチェバ, 6-4, 6-2
チャン・カイチェン (5) ○-× C・ガルシア, 7-6 (7-5), 6-3
土居美咲 (7) ○-× シュー・ウェンシン, 6-2, 6-3
Z・ディヤス ○-× V・ウォンティンチャイ, 6-1, 6-0
今大会の優勝賞金はシングルス2万ドル、ダブルス5500ドル。
(翻訳/弓削忠則)
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