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男子テニスツアーのエルステ・バンク・オープン(オーストリア/ ウィーン、賞金総額55万ユーロ、ハード)は17日、シングルス1回戦残り3試合と2回戦2試合が行われ、第1シードのJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が予選を勝ち上がったD・ブランズ(ドイツ)に6-7 (5-7), 7-6 (7-4), 7-6 (8-6)の記録に残る大接戦を制して準々決勝進出を決めた。
この試合、デル=ポトロは5回、ブロンズは10回と両者通して15回ものブレークポイントを退けて、いずれもセットもタイブレークへともつれ、1991年に試合詳細を記録し始めて以来、3セットマッチの試合では初めて両選手が30本以上のサービスエースを叩き出す新記録を作った。
デル=ポトロは30本、ブロンズは32本のサービスエースを記録し、勝敗を決める第3セットのタイブレークでも6-6までミニブレークさえ許さなかった。続くポイントで何とかミニブレークを奪ったデル=ポトロが3時間5分のマラソンマッチを制し、全米オープンでベスト8入りして以来の試合を辛うじて勝利で飾った。
「こんな試合になるとわかっていたら、確実に試合に出場せず家にいたよ。約1ヶ月ぶりの試合でこんな凄い試合ができたのはある意味良いこと。彼(ブロンズ)はどんな場面でも好サーブを打ってきた。でも自分も負けないくらいの良いサーブを打つことができた。」とデル=ポトロは、思わぬ苦戦を強いられながらも勝利を飾れて一安心していた。
デル=ポトロは今季獲得ポイント上位8選手しか出場できないツアー最終戦へのレースで7位におり、今大会では今季3度目の優勝と共に最終戦への残る3枚の切符の獲得を狙っている。
デル=ポトロは準決勝進出をかけて、主催者推薦のD・ティエムとM・マトセビッチ(オーストラリア)の勝者と準々決勝で対戦する。ティエムはこの日に行われた1回戦でL・ラコ(スロバキア)を7-6 (7-3), 6-3で下しての勝ち上がり。
この日行われた試合結果は以下の通り。
【1回戦】
D・ヤング(アメリカ) ○-× F・フォニュイーニ(イタリア) (5), 7-6 (10-8), 6-3
D・ティエム ○-× L・ラコ, 7-6 (7-3), 6-3
E・ガルビス(ラトビア) ○-× S・デウバーマン(インド), 7-6 (8-6), 6-3
【2回戦】
J・M・デル=ポトロ (1) ○-× D・ブランズ, 6-7 (5-7), 7-6 (7-4), 7-6 (8-6)
G・ミュラー(ルクセンブルグ) ○-× J・メルツァー(オーストリア) (4), 6-3, 3-6, 7-6 (7-4)
今大会の優勝賞金は8万7870ユーロ。
(翻訳/弓削忠則)
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