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女子テニスツアーの広州国際女子オープン(中国/広州、賞金総額22万ドル、ハード)は土曜日に決勝戦を行い、ノーシードから勝ち上がった謝淑薇が同じくノーシードのL・ロブソン(英国)を6-3, 5-7, 6-4で振り切り、見事、優勝を飾った。謝は優勝賞金シングルス3万7000ドルを獲得した。
ロブソンはロンドンオリンピックのミックスダブルスでA・マレー(英国)と組んで銀メダルを獲得しており、それから勢いに乗ってきている選手。先の全米オープンでは2回戦で同大会で引退を表明していたK・クレイステルス(ベルギー)を下し、3回戦では全仏覇者N・リー(中国)を撃破してベスト16入りしていた。
しかし今大会の決勝戦では、左右ともに両手打ちでトリッキーなプレーを十八番とする謝がロブソンを翻弄し、第1セットをゲームカウント6-3で先取する。
謝は第2セットに入っても勢いを失わず、ゲームカウント5-3とリードを重ねる。そこで謝は5本のマッチポイントを手にするが、粘るロブソンは5本すべてを3本のウィナーを含めて跳ね返し、ゲームカウント5-5に追いつくと、そこから2ゲーム連取し、第2セットをゲームカウント7-5で奪い返す。
このままロブソンが勢いを維持するかと思われたが、ファイナルセットに入る前に小雨が降り始め、試合は一時中断に。流れがロブソンに傾き始めたところでの中断だったので、謝に有利かと思われた。
だが試合再開後に勢いがあったのはロブソンだった。いきなり3ゲーム連取の猛攻でゲームカウント3-0とリードする。
しかしロブソンは次第に崩れ始め、謝に2度ブレークされてしまうと、最後の7ゲームのうち6ゲームを奪われてしまい、そのまま謝が優勝を決めた。試合時間は3時間に及んだ。
今季の謝はシーズン前半にクアラルンプールの大会で優勝しており、今回のタイトルで今季2勝目を決めた。今回の活躍で謝は、月曜日に発表される最新のWTA世界ランキングでキャリア最高のトップ40入りするとみられる。一方のロブソンは初のトップ60入りする見込みだ。
試合は非常に蒸し暑い中で行われた。試合後、ロブソンはツィッターで次のようにツィートしている。「今季、最も蒸し暑いと思われるWTAツアーの決勝戦を終えたところです。」
尚、同日にはダブルス決勝も行われた。第3シードのT・タナスガーン(タイ)/S・チャン(中国)組が格上の第1シードJ・ガイドソバ(オーストラリア)/M・ニクルスク(ルーマニア)組を2-6, 6-2, 10-8で振り切って優勝を決め、優勝賞金1万1000ドルを手にしている。
(翻訳/森田系太郎)
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