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女子テニスツアーのタシケント・オープン(ウズベキスタン/タシケント、賞金総額22万ドル、ハード)は1日、シングルス準決勝2試合が行われ、予選を勝ち上がった16歳のD・ヴェキッチが前年のファイナリストであるE・ビルネロバ(チェコ共和国)を6-1,3-6,6-1で下し、自身初のツアーで決勝進出を果たした。
WTA本戦初出場にも関わらず、16歳のヴェキッチは28歳のビルネロバよりも落ち着いたプレーを見せ、1時間と34分でシーソーゲームに勝利をおさめた。この日の勝ち上がりで、2006年9月にT・パスゼック(オーストリア)が15歳でタイトルを獲得して以来の最年少での決勝進出となったヴェキッチであったが、試合後このことについて、「信じられないことだわ。まるで夢のようね。でもこれは現実で今はWTAで初めて決勝に進出したことを喜んでいるわ。」と語っている。
「ビルネロバは本当に難しい対戦相手で、なかなか私にリズムを作らせてくれませんでした。そのためセカンドセットを失うことになってしましました。今日はベストのテニスができませんでしたが、前日までのように勝利をおさめることが重要でした。今大会ではすでにたくさんの試合をこなしてきているけど、トレーナーが体のケアをしてくているので、決勝に向けてのパワーはまだ残っているわ。」と、ヴェキッチ。
準決勝のもう一人の勝ち上がりは、第2シードのU・ラドワンスカ(ポーランド)を6-3,6-3のストレートで破ったI・C・ベグ(ルーマニア)(ルーマニア)となった。
前日にA・パノワ(ロシア)との3時間を超える試合に勝利していたラドワンスカであったが、この日は疲労を隠せず、ベグに徐々にミスを引き出され1時間18分での敗戦となった。
自身も前日フルセットの試合に勝利していたベグであったが、試合後に「私も昨日の試合の疲れが残っていました。ハードコートでは疲労を回復させるのが本当に難しいのよ。でも、今日はすべてのボールにくらいついて、ラドワンスカからミスを引き出すようにしました。今日はそれができたし、その結果タシケントで初めて決勝に進出できて本当にうれしく思っているわ。ただ今は決勝のことを考えていないの。今はこの喜びをかみしめて、疲労の回復に努めるだけね。」と語っている。
16歳のヴェキッチと22歳のベグは決勝で両者初のタイトル獲得にむけて顔をあわせる。
この日行われた試合結果は以下の通り。
D・ヴェキッチ ○-× E・ビルネロバ 6-1,3-6,6-1
I・C・ベグ ○-× U・ラドワンスカ (2) 6-3,6-3
(翻訳/大木茂敬)
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