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テニスのグランドスラム、全米オープン(アメリカ/ニューヨーク、ハード)は大会8日目の3日、男子シングルス4回戦を行い、第6シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)が第11シードのN・アルマグロ(スペイン)を7-6 (7-4), 6-4, 6-1のストレートで退け、ベスト8へ駒を進めた。
世界ランク7位のベルディフは、試合を通して17本のサービスエースと4度のブレークを奪い、2時間でアルマグロを下した。
この試合でアルマグロは1度もブレークする事が出来ず、ベルディフの約2倍近くとなる31本の凡ミスを犯したことが、勝敗に大きく影響した。
勝利したベルディフは準々決勝で、第1シードのR・フェデラー(スイス)と対戦する。フェデラーは4回戦で、第23シードのM・フィッシュ(アメリカ)と対戦する予定だった。しかし、フィッシュが体調不良を理由に大会を去る事を表明し、フェデラーはコートに立つ事なく不戦勝でベスト8入りとなった。
ベルディフはフェデラーとの対戦について「彼は再び素晴らしいテニスをプレーしている。こうしてまたグランドスラムでも優勝を飾り、世界1位へ返り咲いた。恐らく今は彼以上の選手はいないだろう。今大会のドローを見た時に、ロジャーとの試合まで勝ち上がるのが目標だって思ったんだ。そして、そこへたどり着いた。今はもうベストを尽くすしかない。」と、強敵フェデラーとの対戦へ気持ちを高ぶらせていた。
これまで両者の対戦成績はフェデラーの11勝4敗で、最後に対戦したのが今年5月のマドリッドでのマスターズ1000大会の決勝戦、その時は逆転でフェデラーが勝利を飾っていた。
この日行われた試合結果は以下の通り。
R・フェデラー (1) ○-× M・フィッシュ (23), (不戦勝)
A・マレー(英国) (3) ○-× M・ラオニチ(カナダ) (15), 6-4, 6-4, 6-2
T・ベルディフ (6) ○-× N・アルマグロ (11), 7-6 (7-4), 6-4, 6-1
M・チリッチ(クロアチア) (12) ○-× M・クリザン(スロバキア), 7-5, 6-4, 6-0
(翻訳/弓削忠則)
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