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男子テニスツアーのウィンストン・セーラム・オープン(アメリカ/ウィンストン・セーラム、賞金総額55万3125ドル、ハード)は23日、シングルス準々決勝全4試合を行い、第7シードのS・クエリー(アメリカ)が第4シードのA・ドルゴポロフ(ウクライナ)に7-5, 4-6, 7-6 (7-3)の接戦で勝利、準決勝へ駒を進めた。
クエリーは試合を通して、20本のサービスエースを記録するなど、ファーストサーブが入った時に82パーセントの確率でポイントを獲得し、2時間11分のフルセットでドルゴポロフを下した。クエリーはドルゴポロフと3度目の対戦で初めて勝利をものにした。前回の対戦は、3週間前のワシントンDC大会の準決勝で、その時勝利したドルゴポロフはその大会で今季初優勝を飾っていた。
「勝つ事が出来てとても気分が良いよ。勝ち上がるにつれて試合は厳しいものになって行く。だから勝ちたいなら、自分のプレーをもっと良くする必要があるんだ。次に対戦するベルディフも、今日の試合の終盤はとても良いプレーをしていた。きっとタフな試合になるね。」とクエリーは、準決勝へ向けて気を引き締めていた。
毎年、全米オープン前に行われるアメリカのハードコート・シーズンでの獲得ポイントで争う『エミレーツ航空USオープン・シリーズ・ボーナス・チャレンジ』のランキングでN・ジョコビッチ(セルビア)に次いで2位にいるクエリーは、今大会で優勝するとジョコビッチを抜いて1位になる。
このランキングの上位3選手は、全米オープンの結果次第でボーナスが与えられる。ちなみにこのシリーズを1位で終えて全米オープンを優勝すると、優勝賞金に加えてボーナスとして100万ドル(約8千万円)が、準優勝だと50万ドル(約4千万円)がもらえるシステム。
今大会前までの順位は、1位がジョコビッチ、2位がクエリー、3位がR・フェデラー(スイス)、4位がドルゴポロフとJ・アイズナー(アメリカ)が続いている。アイズナーは今大会の勝ち上がりでフェデラーを抜く可能性がある。
この日の試合結果は以下の通り。
JW・ツォンガ(フランス) (1) ○-× M・グラノジェルス(スペイン) (6), 6-1, 6-2
T・ベルディフ(チェコ共和国) (2) ○-× S・ダルシス(ベルギー), 4-6, 6-2, 6-0
J・アイズナー (3) ○-× D・ゴファン(ベルギー), 7-6 (7-5), 6-3
S・クエリー (7) ○-× A・ドルゴポロフ (4), 7-5, 4-6, 7-6 (7-3)
今大会の優勝賞金は7万3930ドル。
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