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ロンドンオリンピック(イギリス/ロンドン、芝)は大会2日目の29日、テニス競技の男子シングルス1回戦6試合が行われ、第3シードのA・マレー(英国)がS・ワウリンカ(スイス)に6-3, 6-3で勝利、地元の声援を力にして最高のスタートを切った。
マレーは、今年のウィンブルドンでフレッド・ペリー以来となる76年ぶりの地元勢優勝がかかっていたが、R・フェデラー(スイス)に敗れ準優勝だった。しかしこの日はフェデラーの同胞ワウリンカをウィンブルドンと同じ会場で破る結果となった。また、雨により会場の屋根が閉まっているのも同じシチュエーションだった。
ダブルスのペアであるフェデラーが応援に駆け付けたが、ワウリンカは勝利で応える事が出来なかった。
試合後「対戦した彼(ワウリンカ)とは先週よく練習をした。その練習で今日彼がどのような戦いをするか予測する事が出来た。今日のプレーに満足しています。」とマレー。また、「オリンピックには出来るだけ長くいたい。そのためにはベストショットを打ち続けるだけです。」とコメント。
世界ランク4位のマレーは、2回戦でS・デウバーマン(インド)を下したJ・ニエミネン(フィンランド)と対戦する。
2008年銅メダリストで第2シードのN・ジョコビッチ(セルビア)はF・フォニュイーニ(イタリア)と対戦し、6-7 (7-9), 6-2, 6-2の逆転で2回戦へ駒を進めた。
第1セット、タイブレーク7-7の場面で雨による中断を余儀なくされ、再開後はフォニュイーニにセットを奪われてしまう展開に。しかし、そこからギアを上げたジョコビッチは2セット連取に成功し、1時間52分で初戦突破を決めた。
その他では、第4シードのD・フェレール(スペイン)がV・ポスピシル(カナダ)を6-4, 6-4、第5シードのJW・ツォンガ(フランス)がT・ベルッチ(ブラジル)を6-7 (5-7), 6-4, 6-4の逆転で下し2回戦進出。
一方日本勢は、第15シードの錦織圭(日本)がB・トミック(オーストラリア)に7-6 (7-4), 7-6 (7-4)のストレートで勝利し、オリンピック初勝利となった。試合後、錦織は「今日はサーブが良かった。また、攻めのテニスがうまくいった」とコメント。
この日は幾度となく雨による悪天候が続き、添田豪(日本)はM・バグダティス(キプロス)から第1セットを7-6 (8-6), 2-3の場面で、伊藤竜馬(日本)はM・ラオニチ(カナダ)との戦いなど、この他の試合も雨のため翌日順延が相次いだ。
また、錦織と添田のダブルス1回戦も翌日順延になった。相手はフェデラーとワウリンカの2008年北京オリンピック金メダリストペア。
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