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男子テニスツアーのファーマーズ・クラシック(アメリカ/ロス・アンゼルス、賞金総額55万7550ドル、ハード)は24日、シングルス1回戦残り9試合が行なわれ、第5シードのX・マリス(ベルギー)が予選勝者のN・マイスターを6-4, 6-1の快勝で2回戦進出を決めた。
世界ランク72位のマリスは同625位のマイスターに、第1セットでは序盤で1度ずつブレークを奪い合うと、2度目のブレークに成功したマリスが5-4からの自身のサーブをしっかりキープして第1セットを先取。
第2セットでは第1ゲームでいきなりマリスがマイスターからブレークを奪うと、第3ゲームでも2度目のブレークに成功したマリスがリードを広げる。その後もしっかサービスキープを続けたマリスは、5-1からのマイスターのサーブでは15-40とマッチポイントを握り、マイスターのバックハンドがアウトになるとゲームセット。
1時間29分の快勝で2回戦進出を決めたマリスは、M・エブデン(オーストラリア)と2回戦で対戦する。エブデンはこの日、M・ベレー(ドイツ)を6-4, 2-6, 7-6 (7-4)のフルセットで下しての勝ち上がり。
その他のシード勢では、第6シードのM・マトセビッチ(オーストラリア)が予選C・グシオネ(オーストラリア)を3-6, 6-3, 6-3の逆転で下すも、予選を勝ち上がったR・ベランキス(リトアニア)が第7シードのB・パウ(ドイツ)を7-6 (10-8), 6-4のストレートで破るシードダウンを演じた。
世界ランク510位のグシオネのサーブで始まったその試合、第1セットは同81位のマトセビッチから序盤でグシオネがブレークして、マトセビッチもブレークバックに成功したものの、その後グシオネが2度目のブレークを奪いそのセットを先取した。
第2セットではマトセビッチがグシオネに1度もブレークポイントさえ握らせず、1度ブレークを奪うと勝敗の行方は第3セットへ。
第3セットもグシオネに1度もブレークポイントを握らせなかったマトセビッチは、2本のブレークに成功し1時間34分で2回戦へ駒を進めた。
世界ランク76位のパウと同141位のベランキスは、第1セットは両者サービスキープを続け、第11ゲームでパウがブレークを奪うとベランキスもすぐにブレークバックしタイブレークへ。タイブレークも両者譲らない展開から、最後はベランキスがパウを振り切りそのセットを先取した。
第2セットは、1度もブレークをパウに許さなかったベランキスが、このセット唯一のブレークに成功すると、1時間31分のストレートで勝利を手にした。
マトセビッチはJ・ブレーク(アメリカ)との6-2, 5-7, 7-6 (7-4)の接戦を制したT・カンケ(ドイツ)と、ベランキスはD・セラ(イスラエル)を7-6 (7-4), 6-4で倒したI・アンドレエフ(ロシア)と、それぞれベスト8入りを懸けて2回戦で顔を合わせる。
その他の試合では、M・ラッセル(アメリカ)がJ・レヴィン(アメリカ)を6-3, 6-4で、I・セイスリン(オランダ)が主催者推薦のS・ジョンソン(アメリカ)を7-6 (7-4), 6-3で、P・ロレンジ(イタリア)が予選勝者のB・クラーンを6-4, 3-6, 6-0で倒して1回戦突破を果たした。
ラッセルは第1シードのB・パイユ(フランス)と、セイスリンが第2シードのS・クエリー(アメリカ)と、ロレンジが第4シードのN・マウー(フランス)と、それぞれベスト8進出を懸けて2回戦を行う。
なお、今大会は上位4シード選手が1回戦を免除されているため、2回戦からの登場。第1シードがパイユ、第2シードにクエリー、第3シードにL・メイヤー(アルゼンチン)、第4シードにマウーと続く。
今大会の優勝賞金は10万650ドル。
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