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男子テニスツアーのキャンベル殿堂テニス選手権(アメリカ/ニューポート、賞金総額39万8250ドル、芝)は15日、シングルス決勝が行われ、第1シードのJ・アイズナー(アメリカ)がL・ヒューイット(オーストラリア)に7-6 (7-1), 6-4のストレートで勝利、大会連覇を達成するとともに優勝賞金6万8220ドルを手に入れた。
205cmの長身から繰り出すサーブが最大の武器であるアイズナーは、決勝ではヒューイットに1度もブレークを許さなかった。また大会を通してブレークされたのは、わずかに1度だけだった。
「昨年と同じように、この1週間でものすごく自信がつきました。」と、ウィンブルドンでは1回戦で敗北していたアイズナー。「初戦が一番タフな試合でした。簡単に負けることも考えられました。試合ごとに調子が上がっていきました。」
お互いにサービスキープが続いた第1セットはタイブレークに突入する。アイズナーのサーブから始まったこのタイブレーク、アイズナーが3-0とリードを奪うと、ヒューイットに主導権を渡すことなくポイントを積み重ねた。
「このサーブという武器を持っていることをいつも幸運に思っています。」と、語ったアイズナーはこの日の試合で16本ものサービスエースを決めるとともに、今季のタイブレークで25勝10敗と、ATPツアーでトップの成績となった。
一方で敗れた31歳のヒューイットは、グラスコート大会での決勝で初めての敗戦となったが、この4年間で受けた5度の手術からの復帰に手応えを感じていた。
「今週は、ポジティブなことがたくさんありました。どんな怪我であっても、芝は復帰するのにタフなサーフェスです。自分はフットワークが生命線なので、足の手術からの復帰は特にです。芝では悪いポジションでボールを打つことが多々ありますし、自分のフットワークに自信を持っている必要があります。」
第1セットを先取したアイズナーは、第2セット第3ゲームでこの試合唯一のブレークに成功すると、その後はヒューイットに1本もブレークチャンスを与えることなく、最後は2本目のマッチポイントでサービスエース。1時間31分で試合に終止符を打った。
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