- 国内最大の総合テニス専門サイト テニス365 - 錦織圭、フェデラー、ナダル、ジョコビッチなどテニスニュース満載。全豪オープン、ウィンブルドン、全仏オープン、全米オープンなどテニス大会特集も!

- 国内最大の総合テニス専門サイト -

HOMEニュースTOP今日のニュース(一覧)今日のニュース(詳細)

マレーが英国勢として74年ぶりの決勝進出◇ウィンブルドン

テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会11日目の6日、男子シングルス準決勝が行われ、第4シードのA・マレー(英国)が第5シードのJW・ツォンガ(フランス)に6-3, 6-4, 3-6, 7-5で勝利、英国男子勢として74年ぶりとなる決勝進出を果たした。

今回が4年連続4度目の準決勝で、ようやく決勝進出を果たしたマレーは「試合の最後の方は、無意識のうちに感情的になっていたと思います。準決勝の前にそういう風になったことはないので、自分にとって大きな意味があったと思います。1年のこの時期には、たくさんのプレッシャーとストレスがあります。」とコメントしている。

世界ランク4位のマレーは、1936年のF・ペリー以来となる地元勢としての優勝をかけて、第3シードのR・フェデラー(スイス)と決勝で対戦する。フェデラーはこの日、ディフェンディング・チャンピオンで第1シードのN・ジョコビッチ(セルビア)を破り、3年ぶりの決勝進出を果たしている。

マレーはフェデラーに対し8勝7敗と勝ち越しているが、グランドスラムでは2008年のUSオープン決勝と2010年の全豪オープン決勝と2度の対戦で1セットも獲得できていない。

「大きなチャレンジです。自分でも勝てないかも知れないと思う部分もありますし、良いプレーをすれば勝てるとも思っています。」とマレー。「彼が過去10年にここで残してきた記録は信じられないものです。ですから、僕が感じているプレッシャーは他の誰かが相手の時とは違うものです。彼のおかげで、自分にかかるプレッシャーは少なくなります。」

マレーの前に地元勢で決勝進出を果たしたのは、1938年のバニー・オースティンまでさかのぼる。それまで、地元勢は11度も準決勝に進出していたが、その度に大きな壁にぶつかっていた。

マレーは過去3年間は全て準決勝で敗退、1990年代から2000年代に活躍したT・ヘンマン(英国)は1998年から2002年にかけてベスト4に4度進出しているが、決勝には進出していない。

2009年はA・ロディック(アメリカ)に、2010年と2011年にはR・ナダル(スペイン)の前に準決勝敗退に終わっていたマレー。第4セット第12ゲームでついに迎えたマッチポイント、フォアハンドのリターンがツォンガの横を通り過ぎて決まった瞬間、会場からは割れんばかりの歓声が沸き起こり、マレーは感激のあまり、ラケットを落としてその場でしゃがみ込んだ。

しかし、ボールの判定はアウトとコールされると会場はざわつき、マレーはチャレンジを要求して運命をCGによるビデオ判定に委ねる。

両選手はすでにネット際に歩み寄っており、ツォンガからは笑みがこぼれる中でリプレイが表示されると、ボールは確かにラインにかかっておりマレーの勝利が確定、再び会場は歓声に包まれた。

観客がスタンディング・オベーションでマレーの勝利を祝福する中、両者は抱き合って健闘を称えあうと、ラケットを置いたマレーはコートの中央に歩きながら両手の人差し指で空を指し、喜びに浸った。

1番コートの裏手にあるヘンマン・ヒルと呼ばれる広場では、センターコートに入れなかった数千のファンが大型ビジョンで試合を見守り、もう訪れないと思われていた歓喜の瞬間を祝福した。

イギリス国営放送のコメンテーターを務めるヘンマンは「ファイナルセットに入ったら不利だと思っていたので、マレーはよく4セットで試合を終わらせました。74年ぶりに決勝に進出したことで、マレーは大きな重荷を下ろしました。しかし、もう一つの偉業を達成するまたとないチャンスでしょう。運命的なものを感じます。」と、マレーの優勝に期待を込めた。

この件に関して決勝の対戦相手であるフェデラーには反論があるだろうが、この快挙にイギリス中が興奮に包まれており、キャメロン首相すらもマレーの勝利について「素晴らしい知らせだ。」と声明を発表した。

「日曜日の決勝は、他の人々と同じように観戦するでしょう。そしてマレーの応援をします。」とキャメロン首相。「彼の幸運を祈っています。」

敗れたツォンガもマレーの決勝進出を祝福、さらに決勝ではフェデラーを相手にリラックスしてほしいとしている。

「マレーにプレッシャーはないと思います。」とツォンガ。「彼は決勝に進出しました。仕事をやり遂げたのです。もう他の全ては彼にとってボーナスのようなもの。もう彼は自分自身のためにプレーできます。国中のファンのためではありません。」

ウィンブルドンでプレーする時は、常にファンの後押しを受けるマレーは、フェデラーとの決勝ではファンからのサポートが必要だとしている。

「決勝では間違いなく緊張とプレッシャーあるでしょう。ですが、挑戦して集中し続けることが必要です。」とマレーは決勝への意気込みを語った。

(2012年7月7日10時58分)

Facebookでニュースコメントを投稿

>> テニス365公式Facebookページ
その他のニュース

7月2日

西岡良仁 ストレート負けで初戦敗退 (3時12分)

大波乱 ズベレフが初戦敗退 (2時51分)

【1ポイント速報】西岡良仁vsディミトロフ (1時20分)

7月1日

シナー 快勝でウィンブルドン初戦突破 (23時48分)

望月慎太郎 四大大会で初白星 (23時15分)

【1ポイント速報】望月慎太郎vsゼッピエリ (22時29分)

西岡良仁 怪我は「ある程度治った」 (21時46分)

波乱 世界3位が世界116位に敗れる (20時48分)

引退の38歳が王者に惜敗「泣いた」 (18時16分)

世界733位 ウィンブルドン初戦突破 (17時06分)

ウィンブルドン史上最速サーブ記録 (16時21分)

世界1位が盤石の初戦突破 (9時03分)

棄権で傷心「このままでは…」 (8時06分)

大坂なおみ「少し難しかった」 (5時51分)

大坂なおみ ウィンブルドン初戦突破 (4時04分)

伊藤あおい 逆転負けで初戦敗退 (3時40分)

【1ポイント速報】大坂なおみvsギブソン (2時25分)

アルカラス辛勝 4時間半超え死闘 (2時19分)

【1ポイント速報】伊藤あおいvsラヒモワ (1時19分)

大坂なおみ「とても調子良い」 (0時21分)

6月30日

内島萌夏 世界15位に屈し初戦敗退 (23時53分)

【1ポイント速報】内島萌夏vsシュナイデル (23時15分)

望月慎太郎「気負いすぎずに」 (23時01分)

世界9位メド まさかの初戦敗退 (22時31分)

内島萌夏「厳しい戦いになる」 (19時07分)

伊藤あおい「モチベーションは賞金」 (18時02分)

錦織圭ら 日本勢最新世界ランク (9時07分)

6月29日

前週準Vで世界4位に浮上 (22時30分)

ジョコ 全英は「最大のチャンス」 (21時13分)

アルカラス「かなり自信ある」 (18時45分)

吉本菜月 完勝で2週連続V (17時16分)

大坂なおみら 日本勢最新世界ランク (16時01分)

19歳 激闘制し早くもツアー2度目V (12時12分)

全試合ストレート勝ちで初V (11時11分)

世界3位 今季全サーフェスでV (9時56分)

現役2人目 芝で5度目V (8時45分)

【動画】望月慎太郎 大逆転で四大大会初白星!勝利の瞬間! (0時00分)

←ニューストップへ
←前のページに戻る
ウインザーラケットショップ

>>動画をもっと見る<<




テニスの総合ポータルサイトテニス365
テニスのことならテニス365へ。テニスの総合ポータルサイトテニス365はテニス用品の通販やテニスニュースからテニスコート、テニススクールなどのテニス施設を探す方まで、便利なテニスの総合ポータルサイト、テニス情報の検索サイトです。プレイスタイルやテニス歴など、テニス用品を様々な角度から探すこともできます。テニスの総合ポータルサイトをお探しなら、テニスニュースやテニス施設の情報が豊富なテニスの総合ポータルサイトのテニス365をお使いください。テニスの総合ポータルサイトのテニス365であなたのテニスをもっと楽しく!