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テニスのグランドスラムであるウィンブルドン(イギリス/ロンドン、芝)は大会7日目の2日、女子シングルス4回戦8試合が行われ、第15シードのS・リシキ(ドイツ)が第1シードのM・シャラポワ(ロシア)に6-4, 6-3のストレートで勝利、ベスト8に進出する番狂わせが起きた。
今大会が始まる前まではツアーで5連敗と、1ヶ月以上も勝ち星に恵まれていなかったリシキは、オープニングゲームでいきなりのブレークをシャラポワに許したものの、そこからはシャラポワのパワーショットに真正面から対抗、マッチポイントではセカンドサーブで時速173kmのサービスエースを決めると、その場で膝をつき、歓喜の涙を見せた。
「昨日の夕方に良い練習が出来ましたし、今朝も気分が良かったです。コートに入ったとたん、とても良いプレーが出来ていると感じました。」とリシキ。「最初のゲームを落として、何本かミスをしていたにも関わらず、調子が良くて自信を持てました。」
一方で敗れたシャラポワは「間違いなくチャンスはありましたが、それを生かせませんでした。ですが、対戦相手を称賛すべきでしょう。今日の彼女はものすごく良いプレーでしたし、私よりも多くのことで優れていました。勝利を譲るしかありませんでした。」と、敗戦を受け止めていた。
昨年の今大会準決勝を含む3度の対戦で、シャラポワに3連敗を喫していたリシキは、この日の勝利が昨年の対戦のリベンジかどうかを聞かれていた。
「3試合全てです!信じられません。彼女は全仏オープンで優勝しています。ここでは3人の全仏女王を破っているので、良い兆候だと思います。2009年にS・クズネツォワ(ロシア)、2010年にN・リー(中国)、そして今年はシャラポワに勝利しています。」
この日の敗戦によって、シャラポワは早くも世界ランク1位の座を失うこととなった。今大会が終わった時、世界ランク1位の座はV・アザレンカ(ベラルーシ)かA・ラドワンスカ(ポーランド)のどちらかのものとなっている。
「数週間前に達成できたことは数分でなくなるようなものではありません。残りのキャリアを通して残るものです。しかし、テニスの世界は動き続けています。できるだけ長くトップの座にはいたいですが、誰もが狙っているポジションです。」
2年連続3度目となるベスト8進出を果たしたリシキは、準々決勝でA・クルベールと対戦する。この日の試合で第8シードのクルベールは、K・クレイステルス(ベルギー)に6-1, 6-1で圧倒している。
「これが彼女にとって最後のウィンブルドンになることは分かっていましたが、そのことは考えないようにしました。分かっていたのは、彼女に勝つためにはとても良いプレーが必要ということでした。」とクルベール。「今日は良い仕事ができましたし、準々決勝に進めて満足しています。」
今季のUSオープン限りでの現役引退を予定しているクレイステルスは「これが最後ということではなく、試合のことを考えていました。試合に勝つためにできることは何もないような感覚でした。それが試合中に考えていたことです。」と、完敗を認めていた。
この他の試合では、トップハーフで第3シードのラドワンスカが予選から快進撃を続けていたC・ジョルジ(イタリア)に6-2, 6-3で、第17シードのM・キリレンコ(ロシア)が第30シードのS・ポン(中国)に6-1, 6-7 (6-8), 6-3で勝利している。
一方のボトムハーフでは、第2シードのV・アザレンカが第14シードのA・イバノビッチ(セルビア)との新旧女王対決を6-1, 6-0で制したほか、第4シードのP・クヴィトバ(チェコ共和国)が第24シードのF・スキアボーネ(イタリア)に4-6, 7-5, 6-1で、第6シードのS・ウィリアムズ(アメリカ)がY・シュウェドワ(カザフスタン)に6-1, 2-6, 7-5と決めている。
また、ノーシードのT・パスゼック(オーストリア)が第21シードのR・ビンチ(イタリア)に6-2, 6-2のストレートで快勝している。
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