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男子テニスツアーのニース・オープン(フランス/ニース、賞金総額/39万8250ユーロ、クレー)は土曜日に決勝戦を行い、第3シードのN・アルマグロ(スペイン)が予選勝者のB・ベイカーを6-3, 6-2のストレートで下し、大会連覇を達成するとともに優勝賞金7万1900ユーロを獲得した。
これでアルマグロはATPツアー決勝戦での戦績を12勝5敗とした。
26歳のアルマグロは試合後、「2年間で最もよいテニスができました。サーブとフォアハンドが好調でした。またコート上での動きもとてもよかったと思います。今日のテニスを頭の中に入れて残りのシーズンも戦っていきたいと思います。最高のテニスができて驚いています。自分のフォーム、テニス、チームに満足しています。これからも努力を続け、今日のような試合ができるようにしていきます」と興奮気味に話した。
試合は第1セット、3-3からアルマグロが3ゲームを連取し、そのまま同セットを6-3の35分で先取する。
第2セットに入ってもアルマグロの勢いは止まらず、第4ゲームと第8ゲームでブレークに成功すると、そのまま試合に終止符を打った。好調だったサービスのエースは11本を数え、また9本手にしたブレークポイントのうち4本をものにした。
現在、世界ランキングで14位につけているアルマグロは、これで今季の戦績を35勝11敗とした。今シーズンはサンパウロの大会でも優勝している。
一方、敗れたベイカーは「本当に厳しい試合でした。試合を通じてアルマグロはとてもいいプレーを展開していました。凡ミスも少なかったですし、ファーストサーブの確率も高かったように思います。また守りのプレーではなく攻めのプレーでした。サーブのリターンにも苦しみました。ひどいプレーではなかったとは思いますが、筋肉痛と疲労が少しありました。ですがアルマグロが優れていたのは間違いありません」と振り返った。
「リターンのポジションを変えればよかったと思います。少し下がってアルマグロに変化を与えるべきでした。第2セットの終盤になってようやくそれを試し、功を奏しました。厳しい試合でした。アルマグロは本当にすばらしいテニスをみせていました。」
「コート上では常に勝ちたいと思っています。私は競争心が高く、負けるのが嫌いです。ですが今週を振り返ると、すばらしい1週間でした。全仏オープンの準備のために予選を勝ち上がって1、2回勝てれば、と思っていたのですが、それ以上の結果を収めることができました。予選の間にすでに手ごたえを感じていました。」
ツアーで初めて決勝戦に進んだ27歳のベイカーは、過去約6年間で3度の臀部の手術、1度の肘の手術、1度の腰の手術を受けて試合に満足に出場できる状態ではなかった。しかし昨年7月から本格的にツアーに復帰し、ここまでたどり着いた。
アルマグロは「ベイカーは今日負けてしまいましたが、見事復帰を果たし、すばらしいテニスをみせていました。このようなプレーを続ければ、多くの大会で優勝できると思います」と敗者をたたえていた。
一方、ダブルス決勝では第1シードのB・ブライアン(アメリカ)/M・ブライアン(アメリカ)組がノーシードから勝ち上がったO・マラチ(オーストリア)/F・ポラセック(スロバキア)組を7-6 (7-5), 6-3で下し、ツアー78勝目を決めている。
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