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男子テニスツアーのニース・オープン(フランス/ニース、賞金総額/39万8250ユーロ、クレー)は金曜日に準決勝を行い、昨年覇者で第3シードのN・アルマグロ(スペイン)が地元出身で第2シードのG・シモン(フランス)を6-1, 6-3のスコアで一蹴し、見事、決勝進出を決めた。試合時間はわずか69分だった。
シモンに2連敗していたアルマグロだったが、準決勝では世界ランク12位とランキングで2つ上を行くシモンを圧倒した。アルマグロは8本のサービスエースを決めた一方で、4本あったブレークポイントのいずれも跳ね返した。
26歳のアルマグロは決勝でATPツアー12度目の優勝を目論む。決勝戦での戦績は11勝5敗と分がいい。今季はサンパウロの大会で優勝、またブエノスアイレスの大会では準優勝している。今シーズンの戦績は33勝11敗。
一方、敗れたシモンは先月のブカレストの大会でツアー10勝目を決めていたが、準決勝ではシードを守れずに、また地元観客の声援にこたえられずに敗退した。これでシモンの今季の戦績は27勝13敗となった。
勝ったアルマグロは決勝で元世界3位のN・ダビデンコ(ロシア)を6-7 (5-7), 6-4, 6-2で振り切ったB・ベイカーと対戦する。
予選勝者で世界216位のベイカーはダビデンコに対して過去1勝2敗と負け越していたが、今回の勝利で戦績を2勝2敗のタイとした。試合時間は2時間32分にも及んだ。
ベイカーは第1セットをタイブレークの末に落としたが、第2セットを奪い返すと、ファイナルセットではダビデンコのサービスを3度ブレークし、大逆転で勝利を収めた。
ベイカーは最近絶好調で、15連勝中。今大会の前にはチャレンジャーの大会で優勝し、全仏オープンでのワイルドカード(主催者推薦枠)も手にしている。
アルマグロとベイカーは過去に対戦がなく、今回の決勝戦が初顔合わせとなる。27歳のベイカーが勝てば、今季初のツアー初優勝者となる。
他方、同日にはダブルス準決勝も行われ、第1シードのB・ブライアン(アメリカ)/M・ブライアン(アメリカ)組が第3シードのA・クレシ(パキスタン)/JJ・ロジェール(アンティル)組を6-4, 6-4で下し、決勝進出を決めている。
決勝でツアー78勝目を狙うブライアン兄弟は、P・ハンリー(オーストラリア)/J・ノウル(オーストリア)組を6-4, 5-7 [10-7]で下したO・マラチ(オーストリア)/F・ポラセック(スロバキア)組とトロフィーを争う。
今大会のシングルスの優勝賞金は7万1900ユーロ。
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