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男子テニスツアーのニース・オープン(フランス/ニース、賞金総額/39万8250ユーロ、クレー)は水曜日にシングルス2回戦全8試合が行われ、第1シードのJ・アイズナー(アメリカ)がX・マリス(ベルギー)を7-6 (7-3), 7-6 (7-5)のストレートで下すなど、上位シード勢が順当にベスト8進出を決めた。
世界ランク11位のアイズナーと同80位のマリスは、この試合では両者1度もブレークポイントを相手に与えない完璧なサービスゲームを見せた。各セットともタイブレークへともつれたが、実力に勝るアイズナーがそのタイブレークを制して、1時間32分のストレートで勝利を物にし順当に準々決勝へ駒を進めた。
上位4シード選手は1回戦が免除されているため、この日の2回戦が今大会の初戦だったアイズナーは、205cmの長身から繰り出すサーブで13本ものサービスエースを記録。しかしながら対するマリスも7本のサービスエースを叩き出し、両者譲らない展開から接戦にもつれつつも、マリスは一歩及ばなかった。
アイズナーは第7シードのD・イストミン(ウズベキスタン)を6-4, 1-6, 6-3のフルセットで下したN・ダビデンコ(ロシア)と準々決勝で顔を合わせる。元世界ランク3位のダビデンコは、これで今季2度目の8強入りとなった。
その他、第2シードのG・シモン(フランス)が予選勝者のG・ディミトロフ(ブルガリア)を6-3, 6-3で、第3シードのN・アルマグロ(スペイン)がE・ロジェ=ヴァセラン(フランス)を7-6 (7-5), 6-4といずれもストレートで下したが、第4シードのG・モンフィス(フランス)は予選を勝ち上がったB・ベイカーに3-6, 6-7 (9-11)で敗れる波乱に見舞われた。
シモンは1度もブレークをディミトロフに許さず、第1セットでは2度、第2セットでは1度のブレークに成功し、1時間20分のストレートでベスト8入りを決めた。27歳のシモンは、先月のブカレスト大会で自身10回目のツアー優勝を飾っていた。
クレーを得意とするアルマグロは、今大会のディフェンディング・チャンピオンとして今年はエントリーしているが、この日の試合でも・ロジェ=ヴァセランを1時間35分のストレートで倒し、大会2連覇へ前進した。
上位4シード選手中唯一のシードダウンを奪われたのがモンフィスで、世界ランク216位で予選を勝ち上がったベイカーに1時間31分のストレートで敗れる番狂わせに見舞われた。
第1セットを奪われたモンフィスだったが、第2セットでは5度握られたブレークピンチを退け、流れを掴みたかった。しかし予選から好調なプレーを続けるベイカーも1度もブレークポイントをモンフィスに握らせず、タイブレークでも両者譲らない展開から最後はベイカーが競い勝った。
2009年、2010年と全くプレーしていなかったベイカーは、昨年7月に復帰を果たし、現在は216位までランニングを上げており、これが自身初となるATPツアーでの準々決勝進出となった。
シモンは主催者推薦のJ・C・フェレーロ(スペイン)を6-4, 6-3で下した予選勝者のT・ベルッチ(ブラジル)と、アルマグロはF・ボランドリ(イタリア)から3-6, 6-2, 6-4の逆転勝利を飾ったS・ダルシス(ベルギー)と、ベイカーは第5シードのB・トミック(オーストラリア)から3-6, 6-2, 7-5で勝利を奪ったM・ククシュキン(カザフスタン)と、それぞれ準々決勝で対戦する。
今大会の優勝賞金は7万1900ユーロ。
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