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女子テニスツアーのエストリル・オープン女子(ポルトガル/エストリル、賞金総額22万ドル、クレー)は金曜日に準決勝を行い、第6シードのK・カネピ(エストニア)が第1シードのR・ビンチ(イタリア)を6-2, 7-5で下し、決勝に駒を進めた。
準々決勝では第4シードのP・ツェトコフサ(チェコ共和国)を下していたカネピは、準決勝でも勢いを持続し、トップシードのビンチを撃破した。
今期のカネピはブリスベンの大会でプレミアレベル初優勝を決め、波に乗るかと思われたが、その後すぐに肩の故障で1カ月半のツアー離脱を余儀なくされた。しかし今大会で決勝まで進んだことで、今度こそしっかり波に乗りたいところだ。
カネピは第1セットを6-2で奪ったものの、第2セットは逆に2-5とリードされてしまう。しかし何とか5-5まで追いつくと、そこから2ゲーム連取の猛攻でそのまま試合に終止符を打った。
試合後、カネピは「第2セットでは自分のテニスを貫き通しました。スコアについては考えずに自分のプレーに集中しました。彼女(ビンチ)にこれまで勝ったことがなかったのですが、それはあまり考えないようにしました。いいテニスをして勝つことに集中しました。日によって状況は異なるし試合も毎回異なるもの、と言い聞かせました」と話している。
WTAツアー3勝目を狙うカネピは決勝でC・スアレス・ナバロ(スペイン)と対戦する。スアレス・ナバロは準決勝でK・ナップ(イタリア)を6-4, 6-0で退けての勝ち上がり。
試合後、スアレス・ナバロは「第2セットのナップは少し疲れているようでした。一方で私のプレーはどんどんよくなっていました」と振り返った。
またスアレス・ナバロは決勝について「過去、2度決勝に進んでいますがいずれも敗れています。しかし今回は大会も対戦相手も異なりますので決勝戦は楽しんでプレーしたいと思います。彼女(カネピ)はサーブがいいです。ですが私はリターンが得意なのでそれをきっかけとしたいです。彼女は決勝での経験もありますし、今シーズンは大きな大会で優勝もしています」と話し、気を引き締めていた。
現在、世界ランク58位のスアレス・ナバロはここ数年間にわたって故障に苦しんでいた。2008、2009年に活躍し、2009年には22位まで上り詰めたスアレス・ナバロだったが、その後の2010、2011年のシーズンは足首および肘の故障で思うようにプレーができていなかった。
スアレス・ナバロは「ここ2年間、思うようなプレーができていませんでした。シーズンを通じてプレーをすることができていませんでした。今はサーブの改良に取り組み、より攻撃的に試合ができるように、また集中力を保てるように取り組んでいます。うまくいけば再び上位に食い込めると思います」と述べている。
カネピとスアレス・ナバロは過去に2度の対戦があり、戦績は1勝1敗のタイ。過去の対戦は芝およびハードコートでのもので、クレーでの対戦は今回が初めてとなる。
今大会の優勝賞金はシングルス3万7000ドル。
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