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男子テニスツアーのカタール・エクソンモービル・オープン(カタール/ドーハ、賞金総額102万4000ドル、ハード)は4日、シングルス2回戦7試合が行われ、第1シードのR・ナダル(スペイン)がD・グレメルマイヤー(ドイツ)に6-2, 6-2のストレートで快勝、ベスト8に進出した。
この日の試合でナダルは、各セットの序盤で世界ランク189位のグレメルマイヤーのサービスゲームをブレークするなど主導権を握ると、危なげない内容で勝利、1時間29分で準々決勝進出を決めた。
今シーズンから重いラケットに変更しているナダルは、次第に感覚が良くなってきていると自信を深めている。ナダルによると、大きな試合で良いプレーをするには、ショットのバラエティが重要とのこと。
「アグレッシブなプレーを心掛けていますし、リターンの向上を目指しています。昨年の後半では、リターンが最悪でした。ここでのリターンには満足していますし、新しいラケットに変更した効果も出ています。良い感触を持ち始めましたし、本当に大切なことです。」
今大会のディフェンディング・チャンピオンである第2シードのR・フェデラー(スイス)は、G・ゼミヤ(スロバキア)を6-2, 6-3とわずか1時間で下し、ベスト8に名を連ねている。
1回戦では元世界ランク3位のN・ダビデンコ(ロシア)を54分で破っているフェデラーは「シーズン最初のトーナメントはトリッキーになることもあるし、とてもタフな3セットになることもある。それが、特に問題なくベスト8に進めて満足している理由です。」と、全豪オープンに向けて順調な仕上がりをアピールした。
第3シードのJW・ツォンガ(フランス)は、この時期のカタールには珍しい涼しく風の強いコンディションに悩まされながらも、F・チポッラ(イタリア)を7-6 (10-8), 6-3で下している。
接戦となった第1セットをタイブレークの末に先取したツォンガは、第2セットに入ると勢いに乗り4-1とリード。そのままリードを守り、最後は強烈なスマッシュで試合を締めくくった。
世界ランク6位のツォンガは、トップ5に対抗する手段として、自分のネットプレーが重要になってくると話している。
「彼らはみんな違う武器を持っています。」とツォンガ。「ナダルはとても走って、スピンボールを打ってきます。フェデラーやN・ジョコビッチ(セルビア)は早いタイミングでボールを打ちます。A・マレー(英国)は優れたディフェンダーですし、パッシングショットはただ素晴らしい。」
「だから自分は自分の道を進もうとしています。自分の長所はサーブとフォアとボレーによる攻撃だと思います。ですから、ボレーを良くしたいのです。」
今大会の優勝賞金は17万5380ドル。
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