男子テニスツアーのベット・アット・ホーム・カップ（オーストリア/キッツビューヘル、賞金総額４５万ユーロ、クレー）は１日、シングルス１回戦７試合が行われ、第５シードのＰ・コールシュライバー（ドイツ）がＴ・ムスター（オーストリア）に6-3, 6-0のストレートで勝利、順当に２回戦に進出した。
現在４３歳である元世界ランク１位のムスターは、１１年間の沈黙を破って２０１０年に現役に復帰したものの、これまでの戦績はツアー下部大会であるチャレンジャーで１勝を挙げたのみとなっている。
「永遠にプレーを続ける気はないよ。だけど、まだプレーを楽しんでいます。」と語ったムスターは、現在、世界ランク１００８位となっている。
また、この日の試合でムスターが敗れたことで、ＡＴＰツアーでの最年長勝利記録は、Ｊ・コナーズ（アメリカ）が１９９５年に記録した４２歳のままということになる。
１９９５年に全仏オープンを制しているムスターは、得意とするクレーコートでコールシュライバーと対戦するも、試合序盤からブレークを許し０－３とリードを奪われる。その後、ブレークバックに成功し３－４まで追いすがったムスターであったが、それ以降は１ゲームも獲得できず、わずか６６分で敗れ去った。
勝利したコールシュライバーは、２回戦でＡ・モンタネス（スペイン）と対戦する。モンタネスはこの日、同胞のＪ・マルティ（スペイン）を6-3, 6-2のストレートで下し、初戦を突破している。
この他の試合の結果は以下の通り。
Ａ・セッピ（イタリア） (6) ○-× Ｄ・イストミン（ウズベキスタン）, 6-2, 6-2
Ｐ・アンジャー（スペイン） (8) ○-× Ｌ・ロソル（チェコ共和国）, 3-6, 6-3, 6-3
Ｄ・ヒメノ=トラバー（スペイン） ○-× Ｄ・ティエム, 6-4, 6-2
Ｐ・リバ（スペイン） ○-× Ｖ・ハネスク（ルーマニア）, 7-6 (7-3), 6-4
Ａ・ラモス（スペイン） ○-× Ｉ・アンドレエフ（ロシア）, 6-0, 6-7 (2-7), 6-4
今大会の優勝賞金は７万２６００ユーロ。
（2011年8月2日9時10分）
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