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女子テニスツアーのシティ・オープン(アメリカ/メリーランド、賞金総額22万ドル、ハード)は土曜日に準決勝を行い、第1シードのS・ペア(イスラエル)が第3シードのT・パスゼック(オーストリア)を3-6, 7-6 (7-2), 6-4の大逆転の末に下し、見事、決勝進出を決めた。試合時間は3時間以上にも及んだ。
ウィンブルドンの1回戦で森田あゆみ(日本)を倒してそのままベスト8入りしていたパスゼックは、準決勝でも好調で、格上のペアに対して第1セットを6-3で先取する。
しかし第2セットに入るとペアが本領発揮、タイブレークの末に何とか同セットを奪うと、ファイナルセットも6-4で奪い、決勝進出を決めた。
2010年のペアは、優勝こそないものの好調で、7つの大会で準決勝に進んでいた。また2009年には広州とタシケントの大会で優勝していた。しかし最近は調子を落としており、ここ最近の4大会では1回戦負けが続いていた。
また4月にはあと1勝でトップ10入り、というところまで来ていたが、その後5大会連続で初戦敗退を喫し、世界ランキングは自己最高の11位から24位まで落ちてしまっていた。
だが今大会で復調をアピールしているペアは、決勝で第2シードのN・ペトロワ(ロシア)と対戦する。ペトロワは準決勝でI・ファルコーニ(アメリカ)を1-6, 6-1, 6-3で振り切っての勝ち上がり。
前日の試合で午前1時を過ぎるまで試合をこなしていたペトロワは、準決勝では疲れが残っていたのかスロースタートとなり、第1セットを1-6で落としてしまう。
しかし第2セットではようやく目が覚め、6-1で同セットを奪い返すと、試合はファイナルセットへ。
ファイナルセットでも勢いを失わなかったペトロワは、2-0から15分続いたシーソーゲームを奪って3-0とすると、リードを生かしてそのまま試合に終止符を打った。
ペアとペトロワはこれまで5度の対戦があり、ペトロワが全勝している。決勝でペアはWTAツアー6勝目、ペトロワは10勝目を目指す。
今大会ではトップ2シードが順当に決勝進出を決めており、これは今季のWTAツアーで4度目のこと。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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