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女子テニスツアーのシティ・オープン(アメリカ/メリーランド、賞金総額22万ドル、ハード)は木曜日にシングルス2回戦残り4試合が行われ、第1シードのS・ペア(イスラエル)がA・クドリャフツェワ(ロシア)を6-1, 6-4と危なげなく勝利を飾るなど、シード勢が順当に準々決勝進出を決めベスト8が出揃った。
この日のペアは6回あったブレークピンチ全てを切り抜けると、第1セットでは2度、第2セットでは1度のブレークをクドリャフツェワから奪うと、1時間28分で勝利となった。今大会まで4大会連続で初戦敗退を喫するなど不振が続いたペアは、かつては自己最高で世界ランク11位を記録するも、現在は24位まで下げていた。今大会には新たなコーチを招いて臨んでいた。
「ここ数ヶ月はとても辛い日々でした。良いプレーが全く出来なかったからです。自分のテニスで多くのことを変えました。この大会での2試合はかなりの改善が見えます。新しいコーチは試合後に、今日の第2セットは彼が今まで見た中で一番のプレーだったと言ってくれました。」とペアは苦悩の日々を振り返りつつ、好調を取り戻した手応えを感じていた。
2009年9月以来の優勝へ向けてペアは、準々決勝で第8シードのA・ブリアンティ(イタリア)と対戦する。ブリアンティはこの日、V・レプシェンコ(アメリカ)を6-1, 6-2とわずか59分で一蹴しての勝ち上がり。
その他の試合では、第3シードのT・パスゼック(オーストリア)が予選を勝ち上がったM・ブレングル(アメリカ)を6-3, 6-1のストレートで下し順当にベスト8入りを決めた。世界ランク42位のパスゼックは同222位のブレングルに対して、1度もブレークポイントを握らせず、逆に各セットで2度ずつのブレークを奪い61分の圧勝でブレングルを退けた。
そのパスゼックと準々決勝で顔を合わせるのはS・デュボワ(カナダ)で、この日はH・ワトソン(英国)とのノーシード対決を3-6, 7-5, 6-1の逆転で下しての勝ち上がり。
第1セットを奪われたデュボワだが、第2セットは5-5からの第11ゲームでブレークに成功し、続くゲームをしっかりキープしてセットオールに追い付いた。流れを掴んだデュボワは、続く第3セットでは、第1、第3ゲームと序盤でブレークを奪い一気にリードすると、1度もブレークポイントを与えず、第7ゲームでもブレークに成功しゲームセット。2005年10月のケベック大会以来となるツアー8強入りを果たした。
「こうしてまたWTAツアーでベスト8入りが出来て嬉しく思います。もっと上に行きたいですね。ここ数週間は良いプレーが出来ています。今日の試合も最後まで諦めませんでした。常に攻撃的な気持ちを持ち続けて、特に第2セットはより強く心がけました。」とデュボワは試合を振り返った。
今大会の優勝賞金は3万7000ドル。
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