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テニスのグランドスラムである全仏オープン(フランス/パリ、賞金総額1752万ユーロ、クレー)は大会4日目の25日、男子シングルス2回戦が行われ、第3シードのR・フェデラー(スイス)が主催者推薦のM・テイシェイラ(フランス)に6-3, 6-0, 6-2のストレートで勝利、順当に3回戦に駒を進めた。
第1セット第2ゲームでブレークに成功したフェデラーであったが、続く第3ゲームで世界ランク181位のテイシェイラにブレークバックを許してしまう。
しかし、追いつかれても冷静さを失わなかったフェデラーは、第1セット第7ゲームから14ゲームを連取する猛攻でテイシェイラを突き放し、一気に試合の流れを掴んだ。
試合後の会見でフェデラーは「もし慣れていないのなら、大きなコートで試合をする事はとても難しいことです。僕はここでプレーするのは12年目ですし、経験が豊富です。」と、対戦相手を気遣った。
その一方でテイシェイラは「出来ることは全てやりました。ロジャーと試合をするなんて、信じられない体験でした。このことは忘れないでしょうし、一生の思い出になるでしょう。」と、敗戦しても感激した様子だった。
グランドスラム32大会連続で3回戦に進出したフェデラーは、第29シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)と4回戦進出を懸けて対戦する。
この日の試合でP・リバ(スペイン)を6-1, 6-3, 6-0で下しているティプサレビッチは、2008年の全豪オープン3回戦でもフェデラーと対戦し、フルセットの接戦を演じていた。
3回戦についてフェデラーは「彼は大きな舞台でビッグネームを相手にすると危険な選手になると思います。そういった選手に対し、本当に良いプレーをしますから注意が必要です。次の準備が必要です。彼はクレーコートでもハードコートでも変わらぬプレーが出来ますから。」と、警戒を強めていた。
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