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男子テニスツアーのマスターズ大会であるBNLイタリア国際男子(イタリア/ローマ、賞金総額275万ユーロ、クレー)は13日、シングルス準々決勝4試合が行われ、第1シードのR・ナダル(スペイン)がM・チリッチ(クロアチア)に6-1, 6-3のストレートで快勝、準決勝に進出するとともに世界ランク1位の座を守った。
今大会でナダルが準決勝に進出することなく、現在世界ランク2位のN・ジョコビッチ(セルビア)がタイトルを獲得した場合、ジョコビッチが世界ランク1位の座を奪う可能性があった。
試合を通して全てのサービスゲームをキープし、1時間25分でベスト4入りを決めたナダルは、準決勝で第16シードのR・ガスケ(フランス)と対戦する。3回戦でR・フェデラー(スイス)を相手に逆転勝利を飾っていたガスケは、第7シードのT・ベルディフ(チェコ共和国)に4-6, 6-2, 6-4で勝利、2日連続となる逆転勝利でベスト4入りを果たしている。
今大会の序盤2試合では、体調不良のために本来のパフォーマンスを発揮できなかったナダルは「昨日の午後はずっと熱を出していましたが、最後の方には体調が良くなってきました。今日の試合はより強さを持って始められました。速く動くことも出来ましたし、より足を使ってプレーできました。」と、復調をアピールしていた。
ドローのもう一方の山では、第2シードのN・ジョコビッチと第4シードのA・マレー(英国)が決勝進出を争う。
この日のナイトマッチに登場したジョコビッチは、第5シードのR・ソデルリング(スウェーデン)に6-3, 6-0で勝利、開幕からの連勝記録を35に伸ばすと共に準決勝に進出した。
「試合の重要さと対戦相手の実力は分かっていました。」とジョコビッチ。「彼はビッグサーバーであり強打も持っています。だから試合の間は集中していました。」
オープニングゲームはソデルリングがブレークに成功、今季絶好調のジョコビッチがリードを奪う。しかし、すぐさまブレークバックに成功したジョコビッチは、第1セット中盤でもブレークに成功、そのままセットを先取する。
第2セットに入っても勢いの衰えないジョコビッチは、15ポイントを連取するなど、一気にソデルリングに畳みかけベーグルでセットを奪取、1時間16分でソデルリングを退けた。
ジョコビッチがマレーと対戦するのは、今年の全豪オープン決勝以来となる。「彼は素晴らしい対戦相手です。お互いのことは良く分かっています。前回は全豪オープンの決勝でした。彼は本気で勝つ気で来るでしょうから、とてもタフな試合になると思います。」とコメントを残した。
世界ランク4位のマレーはこの日、F・マイヤー(ドイツ)に1-6, 6-1, 6-1の逆転で勝利、英国勢として1932年ぶりとなる今大会ベスト4進出を決めている。
今大会の優勝賞金は43万8000ユーロ。
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