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女子テニスツアーのムチュア・マドリッド・オープン(スペイン/マドリッド、賞金総額350万ユーロ、クレー)は5日、シングルス3回戦6試合が行われ、ノーシードのJ・ジョルジュ(ドイツ)が第1シードのC・ウォズニアキ(デンマーク)に6-4, 1-6, 6-3のフルセットで勝利、ベスト8に進出する波乱が起きた。
世界ランク27位のジョルジュは第1セットで0-3と劣勢に立たされるも、そこから挽回に成功し逆転でセットを先取する。しかし、第2セットはウォズニアキがあっさりと奪い返し、試合はファイナルセットに突入する。
天王山となったファイナルセット、お互いに1歩も譲らない展開が続く中、ジョルジュが第8ゲームで決定的なブレークに成功しゲームカウント5-3とリードを奪うと、続くサービスゲームをしっかりとキープしゲームセット。試合時間は2時間1分だった。
「第2セットに入ると、彼女は積極的なプレーとなりましたし、こちらは少し疲れを感じてしまいました。だから第3セットでは全てのポイントでファイトするように自分に言い聞かせました。」と試合を振り返ったジョルジュは、先月のポルシェ・テニス・グランプリの決勝でもウォズニアキから勝ち星を挙げていた。
「この2週間で彼女から2回も勝てました。自分を誇りに思います。」と自らのプレーに自信を深めたジョルジュは、準々決勝でA・パブリュチェンコワ(ロシア)と対戦する。パブリュチェンコワは、第5シードのS・ストザー(オーストラリア)を7-6 (7-4), 6-3で破り、ベスト8進出を決めている。
第4シードのV・アザレンカ(ベラルーシ)はA・パーラ=サントンハ(スペイン)に6-0, 6-3で快勝、全豪オープンのファイナリストである第6シードのN・リー(中国)はR・ビンチ(イタリア)に2-6, 6-2, 6-1の逆転で勝利、それぞれベスト8に名を連ねている。
その一方、B・マテック(アメリカ)が昨年の全仏女王である第3シードのF・スキアボーネ(イタリア)を7-6 (7-5), 6-3で破っており、シード勢で明暗が分かれる1日となっている。
残る試合では、L・サファロバ(チェコ共和国)がJ・ガイドソバ(オーストラリア)に6-3, 6-3で勝利、ベスト8入りを決めている。
今大会の優勝賞金は62万ユーロ。
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