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男子テニスツアーのデルレイビーチ国際テニス選手権(アメリカ/フロリダ、賞金総額44万2500ドル、ハード)は27日、シングルス決勝が行われ、ノーシードから勝ち上がってきたJ・M・デル=ポトロ(アルゼンチン)が第6シードのJ・ティプサレビッチ(セルビア)に6-4, 6-4のストレートで勝利、2009年のUSオープン以来となるタイトルと優勝賞金7万6500ドルを手に入れた。
22歳のデル=ポトロは2009年、USオープン決勝でそれまで5連覇中だったR・フェデラー(スイス)を2セットダウンからの逆転で下し、自身初となるグランドスラムタイトルを獲得していた。
2009年のツアー最終戦以来となる決勝の舞台に登場したデル=ポトロは、試合序盤からティプサレビッチにブレークを許し、ゲームカウント1-4とリードを奪われてしまう。しかし、第7ゲームでブレークバックに成功すると、第9ゲームでもブレークに成功、さらに第10ゲームでは5本のブレークピンチを切り抜け、第1セットを逆転で先取する。
「第1セットは彼がコントロールしていましたが、自分のサーブに集中していました。なぜなら、ブレークは1度だけでしたし、もしすぐにブレークバックが出来たなら、セットを取れると思いました。それが起きたのです。5-4の時はサーブが良くありませんでした。彼にブレークチャンスがありました。しかし、少しだけ調子が上がり、フォアハンドが良くなりました。それがセットを取る助けになりました。」
ティプサレビッチのサーブで始まった第2セット、デル=ポトロは第5ゲームでブレークに成功し3-2とリードをすると、続く第6ゲームでは3本のブレークピンチを切り抜けキープに成功する。
1時間54分の試合を通してデル=ポトロは、11本ものブレークピンチに直面していたが、ティプサレビッチに許したブレークはわずかに1度であった。
「勝敗を分けたのは、11本のブレークポイントとファーストサーブの確率が酷かったことだと思います。」とティプサレビッチ。「全ての要素が僕に有利に働いていました。彼は今大会ではナイトセッションばかりで、昼の試合は初めてでした。だから、彼は風や天候に慣れていなかった。その兆候は第1セット中盤にありましたが、タフな試合でした。本当にチャンスを生かせませんでした。」
元世界ランク4位のデル=ポトロは、今大会での優勝により昨年の11月以来となるトップ100復帰が確実となる。2月初めには484位だったデル=ポトロは、サンノゼとメンフィスでベスト4に進出、そして初出場だった今大会で優勝と、わずか3週間で一気に400位近くランキングを上昇させたことになる。
昨年5月に手首の手術を受けていたデル=ポトロは、その影響のため、昨シーズンのほとんどを棒に振っていた。
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