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国別対抗戦のエキシビション・マッチであるホップマン・カップ(オーストラリア/パース、ハード)は5日、アメリカとイタリアの対戦が行われ、女子シングルスでB・マテック(アメリカ)がF・スキアボーネ(イタリア)を6-4, 6-4のストレートで破る番狂わせを演じ、母国の勝利に大きく貢献した。
その後に行なわれた男子シングルスで、J・アイズナー(アメリカ)がP・スタラーチェ(イタリア)に7-6 (7-5), 4-6, 6-4のフルセットで勝利、この時点でアメリカの勝利が確定した。続けて行なわれたミックスダブルスでは、イタリアペアが意地を見せ6-7 (5-7), 6-2, [10-3]で勝利している。
この日の試合の一番手として登場したマテックは、昨年の全仏女王であるスキアボーネに対し第5ゲームでブレークに成功すると、そのリードを守りきり第1セットを先取する。
このままでは終われないスキアボーネであったが、暑さに苦しみ第2セット序盤にブレークを許してしまう苦しい展開に。何とかブレークバックに成功したスキアボーネであったが、決定的なブレークをマテックに許してしまうと、そのまま敗退した。
初めてトップ10選手から勝ち星を挙げたマテックは「彼女より先にネットに出ることが目標でした。彼女は積極的な選手ですから、私は高く弾む彼女のボールを早いタイミングで打つようにし、ベースラインから下がり過ぎないようにしました。」と、戦術を明かした。
さらにマテックは「オフシーズンはトレーニングを頑張ってきました。彼女に離されない必要がありました。彼女は素晴らしい選手です。最後のゲームでは、コートの端から端まで走りました。良い試合でした。」と試合を振り返った。
一方の男子シングルス、最初にブレークに成功したのはスタラーチェだった。しかし、アイズナーはブレークバックに成功すると第1セットはタイブレークに突入する。タイブレークではサーブ力に勝るアイズナーがスタラーチェを突き放し、セットを先取する。
続く第2セットではスタラーチェが反撃に転じ、このセットでもアイズナーのサーブをブレーク。今度はそのリードを守りきり、セットオールとする。
両選手ともに暑さに苦しむ中で行なわれた第3セット、スタラーチェが最初にブレークに成功し3-1とリードを奪う。しかし、ブレークバックに成功したアイズナーが2度目のブレークに成功すると、この試合23本目のサービスエースで試合を締めくくった。
「今日はコートにエアコンが必要だったね。」とアイズナー。「第3セットでブレークされた時、少しだけ気が楽になったんだ。それで自分のショットで行くようになったら、上手くいったよ。今日は3度もブレークされた。良く起こることではないけど、サービスキープして試合に負けるよりも、こうやって試合に勝てた方が良いね。」
同日に行なわれたフランスと英国の対戦では、1勝1敗で迎えたミックスダブルスを6-4, 6-2で制したフランスが勝利、この結果、2戦連敗となった英国の決勝進出の望みは絶たれた。
女子シングルスでK・ラドノビ(フランス)がL・ロブソン(英国)に6-4, 3-6, 6-0で勝利しフランスがリードしたが、A・マレー(英国)がN・マウー(フランス)を7-6 (7-3), 7-6 (7-5)の接戦で振り切り1勝1敗のタイとしていた。
世界ランク132位のマウーにいきなりブレークを許した同4位のマレーであったが、何とか巻き返しに成功し2つのタイブレークを制した。
「エキサイティングな試合だったね。」とマレー。「プレースタイルに大きな違いがあるとき、彼はサーブ&ボレーが好きで、僕がたくさんのパスを打つ、様な試合は楽しいよ。サーブ&ボレーをしてくる兄と育ったから、それには小さい頃から慣れているんだ。」
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