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女子テニスの国別対抗戦であるフェドカップ決勝(アメリカ/サンディエゴ、ハード)は初日の6日、シングルス2試合が行われ、ディフェンディング・チャンピオンであるイタリアがアメリカに連勝、通算成績2勝0敗とし2年連続世界一に王手をかけた。
シングルス4試合、ダブルス1試合の成績で争われるフェドカップ。この日の第1試合ではイタリアのエースであるF・スキアボーネ(イタリア)がC・バンデウェイ(アメリカ)を6-2, 6-4で下し、まず1勝目をイタリアにもたらした。
この試合がフェドカップのデビュー戦となったバンデウェイに対しスキアボーネは、第1セット第1ゲームからブレークを奪うと、そのままリードを広げセットを先取する。
第2セットはお互いにブレークしあうなど拮抗した展開となったが、ゲームカウント4-4からブレークに成功したスキアボーネが、続く自らのサービスゲームをしっかりとキープし、全仏女王の貫禄を1時間23分で見せ付けた。
続く第2試合では、F・ペネッタ(イタリア)がB・マテック(アメリカ)を7-6 (7-4), 6-2のストレートで撃破、この勝利でイタリアが王手をかけた。
第1セットでは5-1と大きくリードしながらも、マテックに5ゲームを連取され逆に5-6と追い込まれたペネッタであったが、第12ゲームでセットポイントのピンチを切り抜けタイブレークに持ち込むと、最後の2ポイントを連取してセットを奪う。
これで勢いに乗ったペネッタは第2セットに入るとマテックを圧倒、地元観客の声援を受けるマテックを一気に振り切った。
「母国のためにプレーして、さらに自分のために必死で応援してくれる人が居る時は、最後のポイントまで決して諦めないものです。だから今日は勝てて満足しています。だけど簡単ではありませんでした。ベストのテニスではなかったと思いますが、走って走ってベストのプレーを心がけました。」とペネッタは試合を振り返った。
イタリアチームの監督であるC・バラヅッティは「彼らはハートで戦い、大切な2試合に勝利してくれた。今、我々は2勝0敗としたが、試合は終わってはいない。」と、選手を褒め称えるとともに、油断はしていないことを強調した。
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