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女子テニスツアーの最終戦であるWTAチャンピオンシップス(カタール/ドーハ、賞金総額455万ドル、ハード)は大会5日目の30日、シングルス準決勝が行われ、K・クレイステルス(ベルギー)がS・ストザー(オーストラリア)を7-6 (7-3), 6-1のストレートで退け、決勝へ駒を進めた。
この日の試合で先手を取ったのはストザー。第1セット第2ゲームでブレークに成功すると、ゲームカウント3-0とクレイステルスをリードする。しかし、第5ゲームでブレークバックに成功したクレイステルスは、このセットをタイブレークに持ち込むと、逆転でこのセットをものにする。
第2セットでは勢いに乗ったクレイステルスが、ミスが多くなってきたストザーを圧倒、2度のブレークを奪いストザーを突き放した。
第1セットではセットポイントがありながら、クレイステルスのスーパーショットでチャンスを逃していたストザーは「第1セットの終盤と第2セット、彼女はバックハンドのダウン・ザ・ラインを多用してきましたし、彼女が必要な時にオンラインのショットを決めていました。全体的に、彼女は堅実なプレーでした。」と、試合を振り返った。
さらにストザーは「キムには弱点らしい弱点がありません。彼女に勝つためには、それを見つけて、アドバンテージを取るために頑張らなくてはいけません。」と、クレイステルスの強さを分析した。
優勝した2003年以来となるツアー最終戦の決勝に勝ち進んだクレイステルスは「サマンサとは過去にいくつもタフな試合をしてきました。ベストのプレーが必要だと考えていました。第1セットでは重要なポイントで良いプレーが出来ました。第2セットでは彼女の調子が少し落ちたようです。序盤にブレークのチャンスを活かせて、サーブで決める自信が湧いてきました。」と、試合についてコメントした。
またクレイステルスはこの日、会場に向かう途中で乗っていたオフィシャル・カーが交通事故に巻き込まれるアクシデントを経験していた。
「すこし怖かったけど、怪我はありませんでした。何とかして試合に集中するように切り替えるのが大変でした。」と試合後に語ったクレイステルスは、「ウォームアップ直前まで頭の中が真っ白でした。」としつつも、見事な集中力でこの試合を乗り切っていた。
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