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男子テニスツアーのバンク・オーストリア・テニス杯(オーストリア/ウィーン、賞金総額57万5250ユーロ、ハード)は金曜日に準々決勝を行い、 昨年覇者で第1シードのJ・メルツァー(オーストリア)が第7シードのP・コールシュライバー(ドイツ)と対戦予定だった。しかし試合直前になってコールシュライバーが鼠径部の異常を訴えて棄権したため、メルツァーが戦わずして準決勝に駒を進めた。メルツァーはこれまでコールシュライバーと3度対戦し、3連敗していた。
準決勝進出を決めた後、メルツァーは「残念です。対戦を楽しみにしていました。どちらが優れているかコート上で明らかにしたかったです。」と話した。メルツァーは今季、全仏オープンでベスト4入りし、現在は世界ランキングを自己最高の12位にまで上げてきている。
コールシュライバーは同胞のC・キャス(ドイツ)と組んでいるダブルスの木曜日の試合で故障していた。コールシュライバーは「変な動きをしてしまったのです。そして一夜明けたら怪我がひどくなっていました。医師からプレーしないように言われたので棄権するしかありませんでした。」と肩を落としていた。
メルツァーは準決勝で第3シードのN・アルマグロ(スペイン)と対戦する。アルマグロは準々決勝で第8シードのJ・I・チェラ(アルゼンチン)を7-5, 3-6, 6-3のスコアで振り切っての勝ち上がり。
今夏、2つのクレーの大会で優勝しているアルマグロは、9本のサービスエースと4度のブレークでチェラをリードし、今シーズン初のハードコートでのベスト4入りを決めた。
ドローの他の山では、世界157位のA・ハイデル=マウラーが世界14位で第2シードのM・チリッチ(クロアチア)を7-6(7-1), 6-4で下し、準決勝進出を決めた。
ハイデル=マウラーは今大会以前はATPツアーでベスト8入りしたことがなかった。今大会も予選で敗れたものの、E・ガルビス(ラトビア)が個人的な理由で棄権し、ラッキー・ルーザーで本戦入りを果たしていた。その後は元世界王者のT・ムスター(オーストリア)、世界51位のA・セッピ(イタリア)、そしてチリッチと撃破を続けている。
チリッチ戦の後、ハイデル=マウラーは「夢がかなったようです。試合前は勝てるとは思っていませんでした。」と興奮した様子を見せた。
今季2勝しているチリッチは、第1セットの序盤でブレークに成功すると、そのまま4-2とリードを重ねる。しかしその後、立て続けにフォアをミスして主導権を失うと、ハイデル=マウラーが4-4に追いつく。その後、試合はそのままタイブレークへ。
タイブレークを7-1というスコアで奪ったハイデル=マウラーは、第2セットでも勢いを持続し、同セットを6-4で奪うと、そのまま大金星を手に入れた。
ハイデル=マウラーは準決勝でM・ベレー(ドイツ)と対戦する。ベレーは第4シードのM・バグダティス(キプロス)を5-7, 6-1, 6-4で振り切っての勝ち上がり。
ベレーは第1セットの5-5の場面からサービスを落とし、同セットを5-7で奪われてしまう。
しかしその後はバグダティスに一度もブレークポイントを握られることなく第2、3セットを連取すると、そのまま準決勝進出を決めた。バグダティスは第3セットの初めに右肩の治療を受けており、その影響もあってか格下に逆転負けを喫した。
今大会の優勝賞金は10万3900ユーロ。
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